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対Gスーツに関する質問です。 対Gスーツは、WW2末期にアメリカで開発されたと 認識しているのですが、他のWW2参加国では開発 されていなかったのでしょうか? また朝鮮戦争時には、世界的に一般的なパイロットの装備と なっていたのでしょうか? よろしくお願いします。 TAK |
- 旧日本海軍でも「腹帯気のう」という名称でGスーツが開発されていたようです。私の見たイラストと解説文では純然たるGスーツというわけではなさそうでしたが・・。
また、秋水搭乗員用装備として開発されたため、その原型であるコメットを実用化したドイツにおいても開発が進められていたと思います。
WC-Co
- 朝鮮戦争のときの北朝鮮軍及び中国義勇軍のパイロットは対Gスーツなしでミグ15を操縦しています。
アリエフ
- 解答有難う御座います。
日本海軍でも開発ってのは驚きでした。精神力で解決するとか言うノリかと
思っていました(^^;
また、北朝鮮軍及び中国義勇軍は対Gスーツ無しと言うのは大変驚きですが、
ソ連軍のパイロットも同様だったのでしょうか?
最近読んだダグラス・K・エヴァンズさんの著書でも、ミグ15とF86の
維持旋回戦で対Gスーツ使用のF86と同等の旋回Gに耐えるミグ15が
出てきますので、当然対Gスーツ装備をミグ15でも使用していると
思い込んでいました。
一般にF86に対して、ミグは旋回戦に付き合わなかった様にもとれる
記述だったのですが、対Gスーツ装備無しというのが原因の一つだったの
かも知れませんね。
TAK
- Gスーツそのものではありませんが、以前読んだ戦記ものに「さらし」を巻いて効果があったとの記述がありました。私も、自衛隊の飛行学生として訓練時に「さらし」をまいて飛行しており、アクロバットなどGがかかる飛行には、やはり効果があると実感しました。もともとGスーツはプラス、若しくはマイナスGにより血液が足に下がる(ブラックアウト)、若しくは、頭に上る(レッドアウト)することにより意識を失う等を防ぐのを目的として体に圧力をかけているものであり、「さらし」も血液の動く体の中間部分(腹部)を押さえることでその効果があったものと考えます。
つっち