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住んでいるところが静岡県の山中で、戦争中に 「爆弾を一発だけ山の中に落とされ、消火した」 という話があるのですが、「余った爆弾を落としていった」という話もあります。空襲に来た機体が爆弾を投下できなかった場合に別の場所で投下するということはあったのでしょうか? 山手 |
- あるいは山中に爆弾を投下して山火事を狙うといった作戦が行われていたのでしょうか?
山手
- 第一目標が爆撃できなかった場合は第二目標を狙い、更に困難であれば爆弾の投棄も行われています。
BUN
- 思いっきり想像ですが
一発だけ、ということでしたら投下ラックから離れずに残ってしまったものを、
そのあたりで投棄することに成功したのかもしれません。
平時ならば海上投棄なのでしょうが、「ま、下は敵地だし」ということで
帰投コースに乗りつつ適当に落っことしたのかも。
まぐまぐマグロ
- 回答ありがとうございました。
爆弾の投棄というのは飛行中に行うものなんですね。基地に持って帰ると思っていました。
確かに「適当に」落とされでもしなければ爆撃なんかされないような土地ですから案外そんなところかもしれません。
山手
- 記憶モードですが、「米軍機は何等かの事情で目標に投下出来ずに残った爆弾は、帰還時に浜松に投下して帰った」と読んだ記憶があります。
静岡の山中であれば浜松に投下するつもりの1弾が外れて落ちたとも考えられます。あるいは適当に落としたか。あるいは良心的に、わざと山中に投棄した可能性も否定は出来ないのではないでしょうか。
roht
- >5 「米軍機は何等かの事情で目標に投下出来ずに残った爆弾は、帰還時に浜松に投下して帰った」
私もそれを指摘しようと思っていたところで、出典は『日本の古都はなぜ空襲を免れたか』(吉田守男、朝日文庫、2002年)のpp.146-149です。(元々の出典は『私は成層圏の"かがやける爆撃王"だった』C.ルメイ、だそうです。)
なお、B-29による昼間爆撃の場合、爆撃目標として「目視目標」と「レーダー目標」が設定されており、天候の状況により(各機長が)どちらかを選択することになっていたようです。(両者が同一の場合もある。)
また、上記のどちらも確認できない場合は「臨機目標」に投弾したとのことです。
(「臨機目標」のリストが有ったのかどうかは不明。単に「適当」な目標に照準したのかも。)
夜間焼夷弾爆撃の場合でも、目標地域がすでに炎上している場合は、それ以外の場所に投弾することがあったようです。
OPD
- OPDさま 補足、有難うございます。
お書きの2冊は私の蔵書には多分ないと思いますので、どこかの書店か古本屋さんで立ち読みでもしたのかも知れません(笑)。あるいは他の書籍にも同様の記載があったのか?
私が、この事に付随して憶えておりますのは、その結果として「浜松が日本で爆撃を受けた回数が一番多い都市である」と書いてあった事と、私が「浜松がサイパンへの帰還路の本土での最終通過地点になるのかなぁ」と考えた事。更に「ひょっとしたら、浜松が日本の(重)爆撃隊の中枢地であることも関係しているのかなぁ」と思った事でした。
roht