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3334 なぜ、大のドイツファンであった日本陸軍は急降下爆撃機に不熱心だったのでしょうか?あと、九九式双軽と飛龍以外にも陸軍は急降下爆撃機を採用していたのでしょうか?
みどり

  1. 九九式襲撃機がありますから別に不熱心とは言えないでしょう。計画機まで挙げればキリがありません。当時の陸軍航空隊は急降下爆撃機について熱心に研究した空軍の一つだったと評すべきではないでしょうか。
    BUN

  2. えっ、九九式襲撃機って急降下爆撃ができたんですか?ダイブブレーキの形式は? あと、もしかして、ドイツだけが異常に急降下爆撃機に熱心だったんでしょうか?
    みどり

  3. >九九式襲撃機って急降下爆撃ができたんですか?
     出来ます。
     九九式襲撃機の原型となった九七式軽爆も急降下爆撃可能ですし、そもそも九七式軽爆、九九式襲撃機とも要求性能に「急降下爆撃に適すること」の一文があります。
     ダイブブレーキは図面を見た限り確認できませんでしたので、飽くまで想像ですが、スプリット式フラップをダイブブレーキと兼用しているか、プロペラを逆ピッチにするといった手法を用いているのではないかと思います。

    >ドイツだけが異常に急降下爆撃機に熱心だったんでしょうか
     1.でBUNさんも仰っておられますが、ドイツ以外にも急降下爆撃に熱心なところはたくさんあると思います(ドイツの熱心さはその中でも上位に来るでしょうが)。
     日本海軍も九六式艦爆、九九式艦爆、彗星、流星、銀河、東海、瑞雲など制式機だけでも急降下爆撃可能な機体を多数保有していましたし、アメリカやソ連も急降下爆撃にかなり熱心に取り組んでいたように思います。
    T216

  4. ご教授ありがとうございました。九九式襲撃機は手持ちの資料には「急降下爆撃も可能」とは書いておらず、ダイブブレーキらしき物も見当たらなかったので、急降下は不可能だと思い込んでいました。それと、ダイブブレーキの種類や歴史なども教えて下さい。
    みどり

  5.  99式襲撃機(キ51)には、ダイブブレーキが装備されていません。また

     >スプリット式フラップをダイブブレーキと兼用しているか、プロペラを逆ピッチにするといった手法

     等の工夫もありません。でも、急降下爆撃は標準戦法の一つだったようです。同様に、四式重爆(キ67)にもそういったダイブブレーキ等の機構はありません。
     あと、ダイブブレーキの種類ですが、飛行機の種類がそのままダイブブレーキの種類になっている位、種類があります(ちょっと言い過ぎ?)
    セミララ

  6. >5.
    > 99式襲撃機(キ51)には、ダイブブレーキが装備されていません。
     フォローありがとうございました。
    T216

  7. 浅めの角度ならダイブブレーキ無しでも結構出来たんですかね?零式水観も急降下爆撃ができたってきいたし・・・
    みどり

  8. ダイブブレーキが無いと深い角度の急降下爆撃ができないというわけではないと思います
    セミララ

  9. なるほど、参考になりました(^^) あと、厚かましいお願いですが、太平洋戦争時に急降下爆撃を行えた陸軍機を全部教えて欲しいのですが・・・なんせなかなか明記していないのでよくわからないんです。
    みどり

  10. >太平洋戦争時に急降下爆撃を行えた陸軍機
     取り敢えず確認できたものだけ。
    ・制式機
     三菱 九七式軽爆撃機(キ30)
     川崎 九八式軽爆撃機(キ32)
     三菱 九九式襲撃機(キ51)
     川崎 九九式双軽爆撃機二型(キ48-II)
     三菱 四式重爆撃機「飛龍」(キ67)

    ・試作機
     川崎 キ66試作急降下爆撃機
     満州 キ71試作軍偵察機/襲撃機
    T216

  11. ありがとうございましたm(__)m
    みどり

  12. T216さんに追加ですが、
    ビルマ航空戦に隼2型が急降下爆撃訓練をしていたという記述があります。
    1944年当時だそうですが、ということはこの時期の陸軍戦闘機はみなやっていたのではないでしょうか?

    それにセミララさんがおっしゃっていますが、高度をえらんでスロットルを絞って降下開始すればばどんな機体でもできると思います。
    急降下自体それほど特殊な操作ではありませんから。
    P-kun

  13. > ビルマ航空戦に隼2型が急降下爆撃訓練をしていたという記述があります。
    > 1944年当時だそうですが、ということはこの時期の陸軍戦闘機はみなやっていたのではないでしょうか?

     64戦隊に所属されていた方の手記には「一式戦で急降下爆撃した」という記述が複数見られ、他戦隊の方の手記にも例えば「三式戦で急降下爆撃した」と記述が確認できます。
     また二式複戦は戦闘機部隊だけではなく、襲撃機部隊に配備されて襲撃機として運用され、地上攻撃や艦艇攻撃に用いられていますので、急降下爆撃を行ったこともあるかもしれません。
     こういったことから、P-kunさんの推定は当たっているのではないかと思えます。(上記の三式戦の例は1943年末の出来事)

     一式戦などによる急降下爆撃の事例は分かっていたのですが、根拠にあまり自信がなかったので、10.には「急降下爆撃を想定して設計された機体」のみを書き込みました。
    T216


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