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はじめまして。某海軍ゲームの開発に携わってる者です。 ちょっと筋違いの質問かもしれませんが、WW2当時の日本軍の「攻撃機」にあたるカテゴリというものは、アメリカには存在しなかったのでしょうか? 訳者に発注したら、「Fighter」って回答がきてビックリなんですが。 一般によく見かける訳で、戦闘機が「Fighter」、攻撃機が「Attacker」だと思っていたもので、ちょっと調べてみたのですが、US NAVYの公式サイトにはAttackerって語句を見かけなかったもので、ちょっと気になっています。 正式な資料等があれば、教えていただきたいのですが・・・ 訳者と戦う男 |
- 米海軍機のカテゴリとしてA(Attack)が登場するのは戦後(1946)からです。
それまではBF(Bomber-Fighter)とかSB(Scout-Bomber)とかTB(Torpedo-Bomber)とか
BT(Bomber-Torpedo)とかPB(Patrol-Bomber)などの分類になります。
PT
- CFSでは
魚雷で対艦攻撃する機体がtorpedo bomber
急降下爆撃機が対艦対地を問わずにdive bomber
と呼称されていましたが・・
ケンゴ
- 一応軍事関連翻訳者の端くれとして御解答を。
日本の艦攻に当たるのはVT(雷撃飛行隊)に配属されているTB(Torpedo-Bomber)です。TBDデヴァステーター・TBFアヴェンジャーがこのカテゴリに該当する機体になります。
なお、艦爆に当たるのはVS(索敵飛行隊)/VB(爆撃飛行隊)に配属されていたSB(Scout-Bomber)であり、SBDドーントレス・SB2Cヘルダイヴァーが該当する機体になります。
まあその訳者がぐちゃぐちゃ言うようなら、OSPREYのSBD Dauntless units of WWIIやTBF/TBM Avenger Units of WWIIでも読ませて、納得させれば良いでしょう(TBF/TBMは大日本絵画より訳書が出てます)。それでも攻撃機の訳語は「Fighter」だ、というなら、その翻訳者は解雇したほうが無難です(笑:まあF6F-5には魚雷搭載能力があるけどね)。
大塚好古
- みなさん、ありがとうございました!
存分に戦ってきます(笑)
訳者と戦う男