気化器空気取入口につく防塵フィルターです。円筒の先端は機内からの操作で開閉するフタに、側面は金網（※）になっており、地上や低高度ではフタを閉じて側面から吸気することで砂塵や草などの吸入を防ぎます。もちろん、高度をとって異物吸入の恐れがなくなったらフタを開け、吸気効率を上げてやります。
　乾燥地帯（夏のウクライナ等）で前線飛行場（＝野原）から作戦する機体にとってエアフィルターは必須の装備で、似たような形のものをドイツ側でもMe109等が使っています。

※写真によって目の細かさが違うものがあり、石綿製と思われるものもあります。
Schump

エアフィルターでしたか・・
「これはマキシム水冷機銃だ！」
と法螺を吹きたくなるのをこらえきった甲斐があります。
ケンゴ