XP-72に関してはこれ
http://www.cbrnp.com/profiles/quarter2/xp-72.htm
　あまりにも綺麗に成形されてるので判り難いのですが、このように黒っぽくなってるところのあたりにカウルフラップがあります。
　FW-190Aは排気管のところから排出してます。
ＳＵＤＯ

ご回答ありがとうございます！

なるほど、無塗装のせいか気がつかなかったのですが、カウルのいくらか後ろにちゃんと空気の排出口があったのですね、XP-72！

Fw-190A は排気管のところから排気で当たってたんですね。これではエンジン加熱に陥りそうですが、反面オイルクーラーの機能が高そうなので、オイルによる冷却効果が高いのかも知れませんね。
BMW801 という高高度性能の劣るエンジンを装備しながら低空よりもむしろ中高度で高性能を発揮した（と思う）FW-190A の秘密はここら辺りにあるのかな？（ドイツで 5000〜6000m を中高度というのかは知りませんが。）

ところで XP-72 に関してはカウルフラップというよりただ穴が開いているだけのように見えます。
これはあまりに高速を狙うためにカウルフラップの抵抗すら嫌ったということなのでしょうか？
高高度戦闘機なのにこんなことをするといよいよエンジン加熱が心配ですが、同系統のエンジンを装備する B-50 もカウルフラップが無いようですし、なんとかなるものなのでしょうか。
でも R-4360 の４列28気筒なんて、そうとう冷却が大変そうですが…。
アガスティア

Fw190A（G/Fも）に関しては、排気管後方にスリットが３つあいているはずですが。ここから冷却空気を流します。
エンジン防火壁は外側から見れば排気管後方の耐熱板が終わるところに隔壁があります。
中期型からはカウルフラップの役を果たす可動式の蓋もついてますね。
まなかじ

ありがとうございますｍ(-_-)ｍ。

> Fw190A（G/Fも）に関しては、排気管後方にスリットが３つあいているはずですが。
え、これがスリット？な、なるほど…。お勉強になります。

> 中期型からはカウルフラップの役を果たす可動式の蓋もついてますね。
やっぱりエンジン加熱が問題になったのでしょうか。
カウルフラップやカウル自体が原因でエンジン加熱が問題になるというのはよく聞く話ですが…。

こんないかにも加熱が問題になりそうな設計にしちゃったのは、やはり高速だと冷却効率が高いとかいった効果があるのでしょうか？
（まあ、高速といっても空気との摩擦熱が問題にならない範囲ですが）
冷却空気の流速が速ければ、その分エンジンに“新鮮な”空気があたることになりそうな気がします。

でも結局、低速から一気に加速するときなんかにエンジン加熱が問題となったとかなんでしょうかねー。

今気づいたんですけど、私 Fw190 を Fw-190 って書いてましてね。訂正いたします。
アガスティア

ご存知とは思いますが、念のため。XP-72, Fw190 ともに強制空冷ファンを持っていますので、冷却気の吐き出しはそれほど問題にならなかったのではないかと思います。B-50 はどうだったかな…写真を見るとプロペラ内周部が翼弦の太い「カフス」状になっているので、これで強制空冷ファンの代わりをしているのかも知れません。
ささき

＞4
むしろ、冷えすぎを防止するために蓋がついたのだと思います。
東部戦線や北極海戦線でもFw190は当然使われていますからね。
まなかじ

FW190AFGの排気は機体の下側にもあります。主輪の格納場所と増装タンクの
取り付け架(ETC50?)の間に排気管とともに排気されます。

関係ないけど。FW190AFGは推力単排気管といわれますが、じつは下側の
２本１組だけは集合排気管になってます。
wittmann

> XP-72, Fw190 ともに強制空冷ファンを持っていますので、冷却気の吐き出しはそれほど問題にならなかったのではないかと思います。
あ、そうか。
ご指摘ありがとうございます。

> むしろ、冷えすぎを防止するために蓋がついたのだと思います。
なるほど。

みなさん、ありがとうございました。
アガスティア

B-50 にはカウルフラップが付いているようですよ。

http://www.wpafb.af.mil/museum/research/bombers/b4/b50a-8.jpg
ささき