3288 |
零式水観について教えてください。 @本来の任務(砲撃戦時の弾着観測)に使われたことは何回くらいあったのでしょう? A優れた機体だったと聞きますが後継機が開発されていないのはなぜでしょう?水上機の限界を認めて空母機に任務をあけわたすつもりだったんでしょうか? ぽち |
- 2、三菱十四試、同十六試観測機。愛知十八試観測機等の名前を目にしますが、実際の試作作業には至っていない模様です。
烈風天駆
- なぜ開発されなかったんでしょう?もう戦艦の砲撃戦をあきらめていたんでしょうか?射撃管制レーダーの開発はかなり遅れていましたよね?
レーダー射撃にはレーダーの能力がおいつかず複葉ゲタばき機では撃墜されかねない、どうするつもりだったんでしょう?
自分は空母機で代換する、というのをおもいついたんですが。
ぽち
- 俗に言う航空巡に改装された最上が、瑞雲を搭載予定であったところ、
瑞雲の生産が間に合わず、零式水観と零式水偵の混載になった所に
何か手がかりがありませんでしょうか?
>2のぽちさん。
機動部隊の随伴戦力に、戦艦を専念させるなら、
確かに戦艦に航空機は不要ですね。
無頼庵
- あと、歴史群像シリーズで古峰文三さんが
具体的な証拠と論理的な考察を元に
「大和は、瑞雲を20機搭載予定」との説に言及してます。
さすがに弾着観測を目的に20機も搭載した訳では無いでしょうが、
弾着観測にも転用可ではないでしょうか。
詳しくは文献を当たってください、書店で容易に手に入ります。
無頼庵
- >なぜ開発されなかったんでしょう?
理想的には主力部隊に随伴する航空母艦から運用する艦上観測機が求められていましたが、現実には「瑞雲」がその実質的後継機として観測任務を果たすことを期待されています。
BUN
- >BUNさん。
僭越な件。御容赦願いたく。
(私信ゆえ本題とは無関係)
無頼庵
- いいえ、無頼庵さんのおっしゃる通りです。
BUN
- なるほど。
瑞雲は万能機だったんですね。出現時期が遅かったのであまり目立たないけど。
ぽち
- 横入り失礼致します。無頼庵さん、「大和」の後部カタパルト近辺に20機もの水上機の格納スペースがあったのですか?非常に驚いています。手許の資料では「7機搭載」と簡単に触れてあるのみですが、甲板の下にそれ相応の大きさの格納庫でも設けられていたのでしょうか。
フジヤマ
- 僕が調べたところ、瑞雲は山城、扶桑、日向、伊勢に20機搭載する計画があり、その計画通りに改造されたのが日向、伊勢の航空戦艦のようです。残りの2隻は改造されなかったそうです。(何故かはわかりません)
大和型戦艦も航空戦艦化計画があったようですが、搭載する機体は11試水爆(計画のみ)が計画されていましたので、瑞雲は違うと思います。その後、大和は対戦艦用と決まったため、計画は中止されました。関係ないですが、長門も同様です。
新高校1年生少年
- > 9.
> 「大和」の後部カタパルト近辺に20機もの水上機の格納スペースがあったのですか?
計画ではこんな感じに搭載することが考えられたようです。
http://www.warbirds.jp/kakuki/kaksasie/hon/hon_yazui.html
> 10.
> 計画通りに改造されたのが日向、伊勢の航空戦艦のようです。残りの2隻は改造されなかったそうです。(何故かはわかりません)
記憶モードですが、当初航空戦艦への改装が計画されたのは扶桑と山城の2隻だったそうです。
しかし、ミッドウェイ海戦直前に日向が暴発事故により後部砲塔(第5砲塔?)を失っていたため(砲塔を除去して鉄板を敷き、その上に対空機銃を搭載した状態でミッドウェイ海戦に参加)、海戦後に修理ついでに伊勢と日向を航空戦艦に改装することになり、扶桑と山城の改装は取りやめになった、と聞きます。
> 搭載する機体は11試水爆(計画のみ)が計画されていましたので、瑞雲は違うと思います。
搭載機については、学研の歴史群像シリーズ「最上型巡洋艦」を一読されることをおすすめします。
上にも書きましたが、大和への瑞雲の搭載が実際に検討されています。
T216