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航空機から投下される爆弾はなぜ「ヒュゥゥゥ〜」と音がするのでしょうか? また、戦争映画、実録映像等でも作品によりますが砲弾が落下する際にも音が鳴っているようです(爆弾の投下音とは全く異なるものですが・・・)。 一方、TV番組でしか知る機会がありませんが、高層ビル程度の位置から落とされる鉄片(H鋼、自動車など)は無音で落下しているようです。これらの違いはなんなのでしょうか?物体の形状?構造?投下位置? 「?」ばかりで申し訳ありませんが、ご教示下さい。 グワメル |
- 爆弾は砲弾と違って、信管に安全装置がついています。飛行機から投下されると
信管の風車が回転して安全装置が解除され撃発状態になります。安全装置解除後
も、風車は空転します。この音は割合高く響きます。
これは大東亜戦争当時の話で、現在どんな音がするのか経験はありません。
元艦攻搭乗員。http://www.warbirds.jp/senri/
蒼空
- 砲弾も榴弾タイプなら信管がついているものがありますよ。
例えば戦艦大和の主砲弾などには風車はついていませんが
発射時の衝撃と数万Gの加速では作動しないようになっています。
ライフル砲身を通過中に回転を与えられるとき固縛されていた
信管の安全装置が遠心力で解除されます。
高層ビルといっても40階で高さ100メートル程度なので
最終落下速度も秒速60メートル程度ではないでしょうか。
砲弾が空中を飛翔する秒速(最低)400メートル?には到底達せず
空気抵抗によるエネルギー損失が音のエネルギに変換しにくく
かような音が発生できないということでは?
Kleist
- 本来、音なんか発生させなくても良いのですが、
心理戦の面から効果が見込めるということで、「ヒュゥゥゥ〜」と
音をさせることにした、と聞いたことがあります。
映画で見てもあの「ヒュゥゥゥ〜」を聞くと寒気がするので、
実際の戦時下での恐怖は押して知るべしかと。
とむ