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日本海軍の艦爆(九九艦爆、彗星)は機首固定の機銃があるのに、艦攻(九七艦攻、天山)には固定武装が装備されなかったのはなぜでしょうか? ソードフィッシュやTBFには機首固定機銃があるのを見ると「艦攻=固定機銃は不要」という訳ではないと思えますし、後発の流星は固定銃を持っています。重量過大等の問題があったのでしょうか?開発/要求の時点で全く必要性が出なかったのでしょうか? 素人モデラー |
- 完全記憶モードですが、九七艦攻の7.7ミリって後方旋回機銃でしたっけ?天山は機種に13ミリ積んでたと思いますが。艦爆はともかくとして、艦攻は低空から航空魚雷を投下することが主任務ですので魚雷投下後に相手艦の舷側にたいして掃射する、みたいなことはなかったんでしょうか?
IFV
- 天山には左翼内に前方向け7.7粍固定機銃があります。但し、71号機以降、つまり実戦に用いられなかった一一型の中期に早々に廃止されています。
魚雷投下後に相手艦の舷側にたいして掃射するためにあるのは、後下方の旋回銃です。
片
- 元艦攻搭乗員として一言、艦攻の機銃はあくまで防禦用です。天山の下方銃座も
同じです。但し、先輩搭乗員の話では、雷撃した後敵艦に乱射したこともあった
とのことです。艦爆は空戦性能があります。だから固定機銃を装備していました。
蒼空
- >ソードフィッシュやTBFには機首固定機銃があるのを見ると「艦攻=固定機銃は不要」という訳ではないと思えますし、後発の流星は固定銃を持っています。
流星に前方固定銃があるのは、流星も艦爆と同じく空戦性能が求められていたからです。
Grumman TBF Avengerの前方固定銃に関しては、開発要求に、地上部隊の機銃掃射というものがあった(と記憶)為だと思います。尚、実戦に当たり、前線(CV-10 YorktownのVT-10だっけ?)から前方固定銃の強化が求められたりしますが、これは雷撃時の敵艦に対する機銃掃射の為なのかもしれません。
<#1 IFVさん
>九七艦攻の7.7ミリって後方旋回機銃でしたっけ
そうです。
>天山は機種に13ミリ積んでたと思いますが
13mm機銃は機首ではなく後席(電信員席)の旋回銃です。
セミララ
- >4 元艦攻搭乗員より、雷撃は停泊艦以外は正対して発射しません。進行方向の
前方を狙います。だから、固定銃では雷撃時に機銃掃射は出来ません。 また、
天山の13o機銃は下方銃座と兼用でした。
蒼空
- TBFはTBF-1Cより前方機銃が7.7mmx1から12.7mmx2に強化されてますが、これは水上目標・地上目標に対する爆撃時の機銃掃射能力強化のためです。
なお、ソードフィッシュの前方固定機銃は、急降下爆撃時の掃射用及び空戦時の前方火力として搭載されています(イーグルの艦攻隊(813sq)にシーグラジエーターが配備された際に、艦攻隊のパイロットが戦闘機任務に臨時に充当されたのは、ソードフィッシュのパイロットに限定的とはいえ空戦訓練を施していたことから、戦闘機パイロットとして作戦可能だったことに由縁します)。
大塚好古
- >4 天山は11型通算70号機まで、左翼内に7.7mm前方固定機銃を装備していたそうです。
哲セ
- >>4 &>>5
「天山」艦攻で、電信員席の旋回機銃が13o機銃になったのは、3機に
2機の割合で電探が装備された天山12型甲ではないかと思われますが。
知床のヒグマ