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先日のRC135Sとミグ29,23の追尾に関する報道で北朝鮮のパイロットの年間飛行時間が4時間というTV解説があり、驚いてしまいました。 米軍が年間700−1000時間、ロシアが軍事費削減のあおりで70時間、教官やエアーショウパイロットクラスでやっと100時間という記事はどこかで見た記憶があるのですが、それにしても年間4時間で技量維持が可能なのでしょうか? よろしくお願いします。 ドラ |
- いくらなんでも「年間」4時間は間違いでは?と思いましたが・・・
TV解説が読み間違えたとかの可能性を私は疑います。
吠電
- 一説によれば、パイロットが離着陸等のフライトに必要な最低限の技術を維持するだけでも、年間に20時間は必要だそうです。
北朝鮮にとってミグ29は最新鋭機ですが、予備部品の調達がままならないのに加え燃料不足等の影響もあり、飛行が満足にできない(というよりも有事に備えて温存)のが現状です。対してミグ19等の方は、中国経由で部品の調達などが可能なので、まだマシなようですが・・・
YF−23A
- 1>まんざら間違いではないと思いますよ。99年に出版された「アエラ」の増刊号の「軍事国家〜北朝鮮の実像」でも、ミグ29のパイロットの訓練時間についての記述がありましたが、年間4〜6時間程度となっていました。
連続レス失礼いたしました。
YF−23A
- 航空ファンの今年3月号の記事(74〜75ページ)では、
北朝鮮空軍の年間飛行時間は「30かそれ以下」となっています。資料はミリタリー・バランスのようです。
年間4時間ではいくらなんでも少なすぎますが、中にはそのくらいしか飛べないパイロットもいるかもしれません。
もちろんそれでは技量維持どころか、飛ばすのもかわいそうなレベルでしょう。事故が心配です。
ただ北朝鮮にとってはMiG-29は虎の子ですから、それに乗るパイロットも恐らくエリートで、
優先的に飛行時間を稼いでいるのでしょう。
いまのところアメリカの方からも、危なっかしい飛行振りだったとかの話は伝わってきていないようです。
ところで、アメリカ軍の年間飛行時間が700−1000時間というのは到底信じられません。
それじゃあ一年中毎日2時間から3時間近く飛んでいることになります。
ちなみに航空ファンの記事では、アメリカ空軍の戦闘機パイロットは年間205時間、
爆撃機が178時間、タンカーが224時間、輸送機が284時間、
また海軍はF-14のパイロットが年間252時間、F/A-18も252時間、
海兵隊は固定翼機乗りが年間249時間、固定翼輸送機が365時間、ヘリコプターが277時間、
となっていました。
便利少尉
- 航空自衛隊のパイロットの方に聞いたのですが、飛行時間と言うのは離陸してから着陸するまでの時間だそうです。自衛隊の場合、訓練空域までの往復時間が結構かかるので、飛び上がってすぐ訓練ができる米国と比べると、例え飛行時間が同じでも、中身が違うのだそうです。
富士見町
- ロシアでの2001年度においてのパイロットの飛行時間ですが、戦闘機パイロットで平均15時間、攻撃機パイロットで20時間、爆撃機で14時間、長距離爆撃機は22.5時間、輸送機が50時間、艦隊航空隊に至っては諸事情含めてゼロだそうです。
といってもこれで満足な訓練ができているとは言えず、露空軍ではパイロットの内28%のみが24時間の作戦行動能力を持っているそうです。
ガンヘッド507
- その番組は見ていませんが、平均ならば4時間でもありうるかもしれないですね。
つまり、Mig-29などのエリートパイロットは或る程度訓練させるけれど、
いまだ現役の旧式機・Mig-17などのパイロットはほとんど訓練させず、
その結果、総平均として出て来た数字かもしれません。
MilitaryBalanceによると、今やMig-17は「地上攻撃機」の類別に入っていますが、爆弾を抱えて南の防空網に突入する役割であれば、ほとんど昔の日本の特攻機と同じなので・・・・。
開戦冒頭に、米韓の飛行場や主要施設に一斉にサチュレーションアタックをかけ、大半がそれで散るような戦略なら、複雑な訓練はいらないのかも。
クリスティー
- いろいろなデーターありがとうございました。
やっぱりMig15,17あたりで飽和攻撃をかけて
敵のミサイルがなくなった頃に23以上が出て行く
ようですからやっぱ離陸さえ出来ればいいのかも。
ドラ