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学研M文庫で再販されたハンス・U・ルデル著「急降下爆撃」を読んでいるのですが、翻訳が古く、しかも重訳のためか、思わず考え込む表現が頻出します。 ソ連機の呼び名で「空のコブラ機」がP39なのは判りましたが、続いて登場する「グスタフ機」さらには「赤色ファルマン機」が一体何を指すのか皆目判りません。識者の方、御教授お願いします。(文脈からグスタフがBf109Gでないことは確か) ティンモッシー |
- 「グスタフ機」と「赤色ファルマン機」がそれぞれ何をしていたか書き添えてくださると答えやすいので、お願いします。
Schump
- レスありがとうございます。
舞台は1944初頭の東部戦線です。グスタフ機はラグ機と空のコブラ機に護衛されてドイツ戦車その他地上部隊を攻撃してくるとのこと。著者はスツーカの翼下ポットの機関砲で、その内の一機を撃墜しています。
赤色ファルマン機は「自軍戦闘機すなわち赤色ファルマン機」とあり、もしかしたら個別の機種名ではないかも知れません。
質問者
- 失礼。ポット→ポッドでした。魔法瓶じゃないんだから。
質問者
- 文脈からすると
「鉄グスタフ」 →Il2シュトルモヴィク
「赤色ファルマン」→赤軍戦闘機隊
のような気がしますね
Kleist
- http://maquettesavions.free.fr/IL2M.htm
ここに「鉄グスタフ」と書いてあります。
片
- >2. ゴミレス。Ju87G のポッド式機関砲は BK3.7 と呼ばれ発射速度 160rpm(秒間 2 発強しか撃てない)、装弾数 12 発(一銃あたり)、重量 295Kg の代物です。これを2門積んだ Ju87 は両翼 250Kg 爆弾搭載に近い過重状態となって空戦どころではない筈ですが、それで Il-2 を屠るとは…やはりこの人は只者ではありませんね。
ささき
- >5
いや・・
3.7センチ砲搭載のシュトゥーカに撃たれるまで気がつかないから
複座のIl2mじゃあなく
単座のIl2の気がすると言っているんだけどね。
Kleist
- >6ああ、了解です。
片
- 「赤色ファルマン機」のほうですが、「自軍」というのはドイツ軍のことですか?
ソ連軍なら、上記解釈。(ファルマンの謎は残るが)
ドイツ軍機なら、防空識別用の帯とか、そういう可能性もありますね。
色つきの帯(ファルベ・バント)ならば、大戦末期の本土防衛識別帯が有名で、赤い帯のJGもあります。
また、帯ごとでなくとも、機体識別番号を赤い文字にしているものもありますが、それだと、「赤=すなわち自軍」とは言えないですね。(どの飛行中隊かはわかるが)
自軍とはどちらか、と、そこで描かれている時期をお教えいただければ、もうちょっと調べてみますよ。
クリスティー
- みなみなさま、ご回答ありがとうございました。
>9 「彼らが自軍戦闘機すなわち赤色ファルマン機を非難する放送を傍受した」と著者が書いているので、この自軍は赤軍です。結論として戦闘機=ファルマン機ということで間違いないようですね。
なおシュツルモヴィクに鉄グスタフという呼び名があるとは不勉強にて知りませんでした。(陸戦ものをあまり読まないからか)
しかしグスタフもファルマンも人名単語ですが一体どんな意味で使われているんでしょうかね? ファルマン=ファイター? あ、ドイツ語だったらイェーガーか。
ティンモッシー
- 蛇足:この只者でない人の本、入手性も良く、「?」な訳も楽しいので未読の方はぜひお読みください。おすすめです。(別に学研の廻し者ではないですが)
ティンモッシー