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>tackowさん、他へ 前回の質問の続きを、新しい質問スレとして立てます。 昨日、「世界の傑作機」誌の「海軍艦上爆撃機『彗星』」特集号を買って、例の渡辺洋二氏の特集記事(正式なタイトルは「米艦隊への最後の攻 撃」)を読みました。1945年4月6日の沖縄沖の米軍の高速空母機動部隊 に対する攻撃と、同年8月9日の金華山沖〜釜石沖の米英両軍の高速空母 機動部隊に対する攻撃の両方に参加した601 空攻撃第1飛行隊所属の空冷 「彗星」の搭乗員の名前は、南喜市1飛曹となっていました。本文には、 「南喜市1飛曹は丙飛予科練出身で操縦技量が高く、(鹿児島県)国分基 地へ第1次進出して、4月6日の(沖縄沖の米軍の高速空母機動部隊に対 する)攻撃では、戦艦への直撃弾を報じた」と書いてありました。 ちなみに、8月9日の金華山沖〜釜石沖の米英両軍の高速空母機動部隊 に対する攻撃には、南1飛曹は、近藤運1飛曹とペアを組んで、2回も出 撃しています。最初の出撃の際には、彗星43型・601 −34号機で出撃した ものの、洋上上空に出た直後に、機首部から油が漏れ出したために進撃を 断念して百里原基地に引き返し、その後、エンジンのトラブルで引き返し た布家好雄1飛曹・林山次郎2飛曹ペアの空冷「彗星」&広島忠夫1飛曹 の彗星43型(広島1飛曹搭乗機のみは彗星43型の単座型)の3機にて第4 小隊を編成して再出撃しました。南1飛曹・近藤運1飛曹ペアは、機首部 から油が漏れ出した彗星43型・601 −34号機から、別の空冷「彗星」(33 型か?)に乗り換えての出撃となったものの、広島1飛曹搭乗機は、故障 を修理した上で、最初の搭乗機と同一の機体での出撃となりました。しか し、目標付近の海域に到達して巡洋艦部隊に対して降爆(急降下爆撃)を 行った際には、1度目の降爆では爆弾が投下されず、数度の爆弾投下操作 を繰り返して爆弾を投下させることができたものの、爆弾は目標に命中せ ずに海面に落下して炸裂し、目標付近の海域を離脱後、今度は、F6F− 5Nヘルキャット夜間戦闘機2機に襲われましたが、これを何とか振り切 って、夜7時30分頃に、仙台の南にある増田陸軍飛行場に帰還しました。 その際、プロペラブレードにF6F−5Nヘルキャット夜間戦闘機12.7mm 機銃弾1発が命中したために、微振動が生じながらの帰投飛行となったと のことです。その後、南1飛曹・近藤運1飛曹ペアの空冷「彗星」は、エ ンジントラブルで先に増田陸軍飛行場に不時着陸していた布家1飛曹・林 2飛曹ペアの空冷「彗星」とともに、百里原基地に帰還したとのことです (広島1飛曹搭乗の彗星43型は、空母ボン・ノム・リチャードに搭載のV F[N]−91所属のスタイアズ少尉搭乗のF6F−5Nによって撃墜され たために未帰還となりました)。 以上、「世界の傑作機」誌の例の特集記事によって、4月6日と8月9 日の攻撃の双方に出撃した601 空攻撃第1飛行隊所属の空冷「彗星」の搭 乗員の氏名が、南喜市1飛曹であることが判明されましたが、601 空攻撃 第1飛行隊の4月6日の戦闘詳報を掲載した例のアテネ書房の本に、この 南1飛曹が報告した戦果(戦艦への直撃弾)に関するものは記載されてい るのでしょうか。まあ、実際には、せいぜい、駆逐艦に爆弾を命中させた というのを、戦艦への直撃弾と誇張して報告した可能性もありますが、こ のことにつきまして、改めて、よろしくお願いいたします。 知床のヒグマ |
- 答えはすでに3167の中で書かれているのではないかと思います。
「アテネ書房の」というのは、こういう本です。http://www.ateneshobo.co.jp/sentou.htm
601空の戦闘詳報は、航空母艦の巻にあって、マリアナ沖海戦のものです。
片
- >片さんへ
攻撃第1飛行隊を含めた601 空の1945年4月の沖縄戦の菊水作戦での
戦闘詳報は、例のアテネ書房の本には、掲載されていないということに
なるのでしょうか。
知床のヒグマ
- >片さん、他へ
攻撃第1飛行隊を含めた601 空の1945年4月の沖縄戦の菊水作戦での
戦闘詳報は、「特別攻撃隊・戦闘詳報II」(第18巻)にて掲載されてい
るということが、アテネ書房のHPに紹介されていますが、例の南喜市
1飛曹(攻撃第1飛行隊所属の空冷「彗星」の搭乗員で、4月6日の沖
縄沖の米軍高速空母機動部隊に対する攻撃と、8月9日の金華山沖〜釜
石沖の米英両軍の高速空母機動部隊に対する攻撃の両方に参加した人)
が4月6日の出撃から帰還後に報告したという「戦艦に直撃弾」の戦果
報告については、例のアテネ書房の「特別攻撃隊・戦闘詳報II」の本の
601 空の戦闘詳報の部のページでは、どのように掲載されているのかと
いうことについて、お尋ねしたいと思います。
知床のヒグマ
- >3
アテネ書房に件の件は掲載されているか、されていれば、購入したいのだがと聴かれた方が早いかと、さもなくば国会図書館ないしは近所の利用可能な図書館等に該当巻が有るかどうかお聞きになられては如何でしょうか。
アテネ書房の方は問合せ先のメールアドレスが存在しますし、図書館だって、利用者にすげなくする様な事もないでしょう。
ooi
- >アテネ書房の「特別攻撃隊・戦闘詳報II」の本の601 空の戦闘詳報の部のページでは、どのように掲載されているのか
そう言う質問に関してはooiさんが言っているとおりの解決方法があるし、
だいたいそれって本を買えばすむことでしょう
その本を買うのがよっぽどイヤなんですか?
ココは書店のの立ち読みスペースじゃないんですよ。
よけいなお世話ですが
- >5
真に心苦しいのですが、人の尻馬に乗るのだけはご勘弁願えないでしょうか。
どうせなら一次資料に当たってみた方がよかろうと思いアドバイスしただけなんですが、その様に解釈されてしまっては、悲しい限りであります。
ooi
- >5 定価198000円(税込み)ですよ。
私だって買うの嫌です。
片
- >「よけいなお世話ですが」さんへ
税込定価198000円では、よほどのお金持ちではない限り、
とてもじゃありませんが、買いにくいと思いますよ。
知床のヒグマ
- 古本でならその1/4程度で全巻揃ったりしますし、図書館もあります。更に最近はバラ売りもしていますね。自分で買うか借りるかの算段をしても良いと思います。もちろん原本は無料で公開されています。
BUN
- >BUNさん、片さん、ooiさん他へ
新装版のバラ売り本では、「特別攻撃隊」編は、1冊にまとめられて
販売されていますが、601 空の菊水作戦時の戦闘詳報は、新装版のバラ
売り本には収録されていないようですね。菊水作戦時の戦闘詳報として
は、721 空(神雷部隊)、252 空、131 空艦攻隊(特攻隊&雷撃隊)、
931 空(特攻隊&雷撃隊)などの戦闘詳報が掲載されていますが。
知床のヒグマ
- アテネ書房さんから、「戦闘詳報シリーズ」のセット版の内容のリスト
などが郵送されてきましたが、「特別攻撃隊編・II」には、菊水作戦時の
601 空の戦闘詳報は掲載されていないということでした。また、一緒に送
くられてきた、セット版発売当時のポスター広告には、「特別攻撃隊編・II」の掲載リストには、601 空も書いてありましたが、これは、誤りとい
うことでありました。
知床のヒグマ