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VTOL機とティルトローター機について質問させていただきます。 最近JSFやオスプレイなどでよく取り上げられるVTOL機ですが(両方VTOLといっていいのだろうか・・・?)垂直上昇から水平飛行へ移るときのエンジンの排気やローターの向きを変えるのはコンピューター制御で行っているのでしょうか? VTOLの代表格であるハリアーは手動で行っているのをテレビで見たことがあるのですが、F-35やオスプレイなどは調べても分かりませんでした。自分の考えとしては最近のVTOLは安全性などを考えればコンピューター制御で予備として手動があるのではないか思っているのですが、確信がないので質問させていただきます。 カズヤ |
- VTOLってのは「垂直離着陸」(Vertical Take Off and Landing)の略です。
通常の飛行中は固定翼機として運用されるもので、垂直に離陸と着陸ができる飛行機全般を指す言葉ですから、ティルトローターはVTOLの一形式であると思ってください。
で、自動制御で予備が手動というのはその通りです。
というか、ハリアーも基本的にはそうなっています。
まなかじ
- やっぱり自動制御だったんですか。
それでもう一個気になったのですが、そういうVTOL機が垂直上昇から水平飛行へ移るときの制御は手動でも安易にできるものなのでしょうか?
普通に考えると難しそうに感じるのですが・・・
あとF-35はVTOL機といっていいのでしょうか?
カズヤ
- #手動推力変向
ソ連のYak-36実験機(双発可変ノズル)が初期に手動制御を行っていたようですが、資料の書きぶりでは、転換飛行をする前のホバー試験だけだった可能性が高いと思われます。また、
http://www.vtol1.com/
で照会されている軽VTOLでも、エンジン(4×2基)の制御は電子化されており、転換飛行中の速度、姿勢、高度等の変動に伴う出力調整はある程度機械に委ねることとしていた(開発中止…)と思われます。
#F-35
最大垂直出力からいえば、爆装状態での垂直離陸も不可能ではありませんし、実戦でも極度に損傷した飛行場や空母からの発進が必要な場合には垂直離陸を行う可能性はあります。しかし、垂直離陸可能な重量におさめるためには燃料や兵装を減ら巣必要があり、また、燃料消費も多いので極力こうした事態は避けるでしょう。
Schump