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もうひとつ知りたいことがあるのです。 それは空中給油の方法です。アメリカ機はフライングブーム形式(だったかな?)と思います。対するほかの国はプローブアンドドローク(これも曖昧)だったと思います。なぜNATO諸国とかで統一しないのでしょうか? 何か技術的な問題があるのでしょうか。どなたかお答えお願いします。 デルタ |
- アメリカも海軍機はプローブで、空軍機がブームですけど・・・。
A−4とかA−6の写真見てください。
kazz
- フライングブーム式の場合・・
長所:燃料漏れがない
短所:給油時の操作が難しい、コストが高い。一回に一機しか給油できない。
プローブ式の場合
長所:一度に数機の給油が出来る、コストが安い
短所:燃料漏れが出てしまう
Yak-160
- フライングブーム式は単位時間当たりの燃料供給量は大きいのですが、燃料供給用機材が大きく、なんにでも搭載というわけにはいきません。
それに対し、プローブ&ドローグ式はとりあえずバディポッドが搭載できれば、何でも空中給油機に仕立てることができます。
また、米空軍のフライングブーム式の空中給油機は給油ドローグも搭載しているので、空中給油方式をプローブ&ドローグにしておけば、どこでも(誰からでも)給油を受けることができます。
Sparrow
- >>2
捕捉です。
フライングブーム式の長所としては、受油機側の方が機体を操作してまで給油口にブームを差し込む必要がないというのがあります。その代わり、給油機側の方でブームを操作する必要があり、その操作が、Yak-160のおっしゃったフライングブーム式の短所、「給油時の操作が難しい」というものです。
プローブ式の場合は、逆に受油機側の方が機体を動かして給油口に差し込む必要があり、その操作が難しいという点が短所になります。
アッサム
- F105では両方搭載しているのに、F4では何故片方だけなのでしょうか。発注するとき両方搭載を要求すれば内臓の給油装置を復活して貰えるのでしょうか。
F16クラスでも両方内臓できる様にする方がメリットが大きいと思うのですが(ユーザーがどちらでも選択できるようにするためで必ずしも実際に両方積む必要はない)
KC135では何故、ブームの先にプローブを付けるという不便(空中で外せずブームが使えない)な事をするのでしょうか。
にも。
- F4空軍型であっても海軍型の引込式のドロークを装備復活して貰えるのでしょうか
↑
- まず用語の整理を。ドローグは給油機側のバスケット状の給油装置。プローブは受油機側の棒状の受油装置。そのうえで
>>6
無理です。F-4空軍型は後席にも操縦装置があり、コクピット右側にも操縦関係のコンソールを設置しています。海軍型ではここを潰して引き込み式プローブの収容スペースにあてているのです。
にゃん
- にゃん様>逆だったんだ。
F16では反省して、内臓プローブを設けられる様にすれば良かったのにね
にも。
- 僭越ながら、ご参考になればと思いカキコさせていただきます。
米空軍がフライングブーム式給油法を開発し使用する理由は、単に、大型機(戦略級爆撃機および大型輸送機、哨戒機など)への給油の必要性からです。
鈍重な大型機ではプローブ&ドローグ方式による給油は難しく、単位時間当たりの給油量も不充分ですが、フライングブーム式では(充全とはいえないまでも)それらの欠点が無く、より大型機への給油に適しています。
逆に、戦闘機への給油においてフライングブーム方式がより優れているという積極的理由は見出せず、米空軍での機材の統一化が図られたという事だと思われます。
生茶