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つかぬことをうかがいますが”戦闘爆撃機”と”攻撃機”はどこかにちがいがあるのでしょうか?両者ほぼ同じものだと思ってましたが、ある掲示板で区別されていたのです。 浅利佐平次 |
- 以下は厳密な定義が有るわけではなく一般的な解釈とお断りしておきますが…。
”戦闘爆撃機”あるいは”戦闘攻撃機”と言うとF-15EやF/A-18E/Eみたいなのを指しますね。つまりは戦闘機としても対地攻撃機としても使えるマルチロールファイター。対して単に”攻撃機”となるとA-4スカイホークやA-6イントルーダー、A-10サンダーボルトIIのような純然たる攻撃機を指します。
名前は無い。
- 開発配備する国組織が攻撃機と呼べば、それが攻撃機で、戦闘爆撃機と呼べば戦闘爆撃機です。
もしくは、当初から「戦闘機としての任務を行う事」が想定されていた機材が戦闘爆撃機であり、それを期待されていなかった機材が攻撃機と言っても良いでしょう。
だからBAeホークは戦闘爆撃機と言えますが、A-4スカイホークは攻撃機なわけです。
SUDO
- 同じ機種でも割り当てられた任務により種別が変わってくることがあります。
例えば、同じスカイホークでも、イスラエルでは「攻撃機」として採用され、アップグレードは爆撃照準装置の高度化や地上掃射用30mm砲装備に向かいましたが、シンガポールでは防空任務(※)も重視した「戦闘爆撃機」として採用され、アップグレードとして上昇力強化のためのエンジン換装を行っています。
※現在は防空においてはF-16の補完的地位
Schump
- スカイホークに関しておまけ。
本家アメリカ海軍において一時期対潜空母の防空「戦闘機」として運用されたことがあります。
けい
- ちなみに、現在の日本では、たぶん語感が悪いため(?)「攻撃機」も「爆撃機」も保有せず、「支援戦闘機」と呼んでいます。
クリスティー