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ソ連の戦闘機パイロットの飛行服(全身ツナギ。冷戦真っ盛りの頃の写真何かでよく見かけるオレンジ色してたりするアレです)は、「チューブが通ってるんだぜ」と知人に聞かされました。温水でも通して高空での防寒対策としていたのでしょうか? satoski |
- いわゆるキャプスタン(capstan)方式の部分与圧服のことかもしれません。
これは宇宙服のような全身を包む気密の袋に気圧を掛ける方式とは違い、
身体の側面(胴体の両脇と両手両足の横)を走るチューブに高圧の空気を通して
圧力で身体を締めつける方式です。こういう代物です。
http://www.netrap.com/soviet/mig-pilot-pressure-suit.html
便利少尉
- 便利少尉さん、情報をありがとうございます。
多分これです。
ふうむ、ということはソ連の戦闘機パイロットはみんながみんな、これを着ていたというわけではないんでしょうかね。
高々度迎撃任務に就く面々だけが着用、といった塩梅なんでしょうか。
satoski
- そのようです。
大変に着用しにくく、着けるのに時間も掛かり、着て快適とは言いにくい物のようですので、
特別の高々度訓練とか、迎撃任務のパイロットしか着て飛ぶことはなかったでしょう。
なおキャプスタン方式の高々度飛行服はソ連特有と言うわけでもなく、
アメリカなど西側諸国でも1960年代初め頃まではこの方式がふつうでした。
便利少尉
- 以前、近所のプラモ屋で見つけた(多分ハセガワ製だったと思います)ミグ25のプラモデルの箱絵でもパイロットは宇宙服のような服を着ていたと思います。
キットのパイロットもずんぐりむっくりした感じでしたので恐らく高々度迎撃機のミグ25ではこのような飛行服なのだろうと思われます。(ちなみにこのキットでは計器を初め内装部分の塗装の指示が「よくわかりません」と書かれていてびっくりしたことがありました ^^;)
画面の中の飛行機乗り