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以前、生産中のF22の写真を見て思ったのですが、戦闘機一機あたりの生産に要する時間というのはどれほどかかるものなのでしょうか? rf12 |
- 断片的で申し訳ありませんが、ロッキードの発表によると、
「F-22の中央胴体の作成に、従来259日かかっていたところを、9号機では222日に短縮した。将来は160日に短縮できる見通しである。」
といった話がありました。(1999年当時)
「機体中央部の作成がもっとも時間がかかる部分」としておりますので、他の部分の製造がその間に完了するとしたら、160日−222日でパーツは完成することになります。
また、それらパーツの組み立ては、きわめて短時日で可能、とされています。
実際、機体損傷時のパーツ交換を考えると、組み立てに長期間かかってはこまるというわけでしょう。
なお、上記日数は、「ライン稼働日」ベースですので、お休みがあれば長くなり、突貫工事であれば短くなる性質のものと考えられます。
また、別の情報では、「F-16の納期は発注後15ヶ月である」とされておりました。(エビエーション・ウィークの記事)
クリスティー
- うぅむ・・やはり物が物なだけに車のようにオートメーション工場で生産、というわけにはいかないんですね・・・半年以上がかかるとは驚きました。ところで第二次世界大戦当時では戦闘機の生産はどんな感じだったのでしょうか?
rf12
- マン・アワーで言うと、
スピットファイア1機の製造には、33万人・時を要したとのことです。
http://www.aafo.com/library/history/B-17/b17part5.htm
一方、試作機の原型から飛行に至る時間がそれほどは長くないので、実際の生産はもっと速かったのではないでしょうか。
P51ムスタングの場合、7万8千人・時(102日)で機体が完成した、とあります。
http://www.p51.mustangsmustangs.com/p51.shtml
また、「ピーク時には1月に857機も生産した」とありますので、同時に何機作るかにもよりますが、仮に857機並べて作ったとしても1機あたり1ヶ月。(工場がどれほど広いか知りませんが、実際はもっと短時間で作っていたのでしょう)
クリスティー