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戦闘機等のジェットエンジンの後部にある もう1度燃料を噴射して推力を増大するもの(普通 航空雑誌等に アフターバーナーと書かれているもの)の正しい用語は何と言うのでしょうか なぜこんな質問をしたのかというと ジェネラルエレクトリック社ではアフターバーナーと呼んでいるのですが P&W社ではオーギュメンター、ロールズロイス社ではリヒーターと呼んでいるので アフターバーナーというのはGE社の登録商標であり 正しい用語ではないのではないかと考えたからです セミララ |
- 米国の場合は、正しい用語はaugmentorです。これはMIL規格でそのように定義されています。
(1)General Electric社(GE)の人でも論文や特許を書く際にはaugmentorという言葉を使います。
(2)GEの発行するカタログを見てもターボファンの場合にはaugmentorと書いてあります。(ターボファンに装備するaugmentorのことをafterbernerと書いているのもたまにあるけど非常に少ないです)
(3)GEがafterburnerと呼ぶのは大抵の場合、ターボジェットエンジンに装備する場合です。
ろく
- リヒートは英語、アフターバーナーは米語らしいです。
Sparrow
- ちょっと、補足。
augmentorでもafterbernerでも意味は通じるので、そんなに悩まなくてもいいですよ。
ろく
- 重箱の隅だがafterbernerでは通じないと思う。
便利少尉
- 皆さん 御回答ありがとうございます
>1 ろく さん
augmentorが正しい用語ということですね
ということは 日本の航空雑誌にアフターバーナーと書かれているのは あまりよろしくないのかな
ところで なぜGEでは ターボジェットの場合がafterburner、ターボファンの場合がaugmentorと使い分けるのでしょうか
セミララ
- #GE
ターボジェットの場合、バーナー部に入ってくるのは全てエンジンコアからの排気であり、これに燃料を吹き込んで「排気再燃焼」が行われることからafterburner、ターボファンだとバイパス流が混じっていて「再」ではない燃焼を含むことから、装置の効果に着目してaugumentor(推力増強装置)と呼ぶ、という厳密な仕分けをすることにしているのではないでしょうか。
もっと厳密なことをいうと、コア排気の7〜8割は燃焼室本体をバイパスして冷却や燃焼ガスの希釈に使われていた空気なので、ターボジェットでも「再燃焼」装置だとは言い切れないのですが。
Schump
- PWのエンジンを積むF−15のTO(タクニカクオーダー(技術指令書(操縦マニュアルとか整備マニュアルみたいなもの)))には、アフターバーナーと書かれていたような気がします。しかし、なぜ?(このなぜは質問事項ではない)
PRCA