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3113 日本海軍機の翼燈についてですが、 1)翼端燈は赤/緑だと思っていますが、赤/青というのも有ったのでしょうか? 2)編隊燈は後期で埋め込み式?の表面から突出しない形になっているようですが、これは層流などを考慮した結果なのでしょうか? 3)編隊燈は主翼上面だけで下面には無かったのでしょうか?  以上、毎度ながらよろしくお願いいたします。
MB

  1. 零戦の取説には舷灯は「右青」とあります。
    基本的には青灯だったのではないでしょうか。
    緑の覆の背後から色温度の低い電球を光らせても、黄色っぽくにしかならないと思いますので。


  2. あえて船舶の話を・・・
    船舶の舷灯は、青にも緑にも見えることがありますね。(右舷側)
    文献にも青と緑と両方が書いてあったりします。
    (法律上は、どちらに統一されてると思いますが。)
    ええ、こちらは艦船のページでないことは承知してます。
    でも、航空機は、先輩格の船舶を参考にしてる部分も結構あるみたいなんで。
    SAW

  3. 元の御質問2にもありますように、日本海軍機の翼舷灯の外形は同形式に統一が取れていまして、この部分に一定の試作審査基準があったことがうかがえます。話を日本海軍の一定時期の飛行機に絞る限り、色も含めてそれほどのばらつきはなかったのではないかと思われます。


  4.  検索すると船舶、航空機とも右舷灯は「緑」と記してある例が多いようなので「法規上」では緑なのでしょう。
    しかしながら、現用船舶航空機の場合、見ようによっては「青」と見えないこともないようですし、実際に「青」と表現される方もおられるようです。
    書類の表記だけでなく「見た目の色」を確認することも必要ではないかと考えます。
    日本海軍機の場合、たやすく「現物」を見ることは難しいでしょうが、残存機のカラー写真等を活用するなどの方法があるのではないでしょうか。
    SAW

  5. 日本語自体も、昔は青という表現は緑も含んでましたから、言葉だけでの判断は難しいのでは?
    G

  6. Gさんがおっしゃっているとおり。
    分かり易い例を挙げれば、日本の交通信号は「赤・青・黄」ですが
    「青」と呼ばれてる色、青色でしょうか?さぁ外に出て確かめてみましょう(笑
    とおりすがり

  7. >6
    「道路交通法」では「青」と明記されています。
    酔っ払い

  8. >7
    道路交通法では「青」と記されている色が実際に見たときに「青」なのか、という話だと思います。4コマのサザエさんでも信号機の「青」は「緑」に見えるというネタがあります。(少し話がずれますが)
    こてらじ

  9. >6.まったくそのとおりなのでして、交通信号は青色レンズの背後から黄色味がかった光源で照らしてるから透過光は緑味がかるんですね。

    色名と実態のずれの問題は面白いので、現用の航空部品カタログの写真を見てみましょう。
    "Wingtip Strobe Nav Light Green"とされているものの色調がこんな感じです。
    http://www.chiefaircraft.com/Aircraft/LightingSystem/Images/Whelen_A650-PG.jpg
    http://www.chiefaircraft.com/Aircraft/LightingSystem/Images/Whelen_A650-PG.jpg


  10.  95年に来日した零戦52型は「青緑」に見えました。ですが模型では軒並み「緑」の表示。
    航空機カタログで見たF6Fの舷灯の拡大もいくら見ても「青緑」。ですが模型では「青」の表示・・・。
    はにまる

  11. 戦前の日本海軍機に関する御質問なのでコメントを差し控えておりましたが、現用の機材(米)の写真が紹介されている為、余談を一つ。
    >9.で片さんから御紹介のあった青いレンズの右舷灯(Position light)、あの色の法的な呼称はやっぱり商品名にある通り、「Green」なのです。もちろん片さんが示唆されている様に、あくまで点灯時の色によって規定されます。
    米国の現行法規では右舷灯の点灯色は「Green」、この緑色(Aviation Green)はCIE(Commission Internationale de l'Eclairage)の色度座標系を用いて、
    (x≦0.440-0.320*y) ∧ (x≦y-0.170) ∧ (y≧0.390-0.170*x)
    と規定されています。CIEの色度座標系については
    http://kiptron.psyc.virginia.edu/steve_boker/ColorVision2/node17.html
    あたりをどうぞ。

    みなと

  12. 編隊灯は翼の上面に左右2個づつです。下面にはありません。理由は編隊飛行の
    場合、列機は半機高か一機高高く飛ぶからです。舷灯は「みぎみどりひだりあか」
    と教わりました。編隊灯もです。実際の色は別として。
    http://www.warbirds.nu/senri/
    蒼空

  13. 戦前から戦中の日本も国際航空法規に準じた航空法が使われており、少し古い条文で見ると「右舷灯は緑色光にて、射光角は軸線の右110度なること」と規定がありました。勅令をもって指定される航空機、つまり軍用機に関しては確認しておりませんが、夜間飛行時の安全に関わる標識灯については民間機と区別される必要のないところから、同様な規定が適用されていたのだと思います。昭和18年度改正があることを見ても、航空法自体は戦時中でも準用されていたのは明らかなようです。


  14. 質問者です。回答をありがとうございます。

    1)の色については緑と青の両方が書物等に記載されていて、私もひょっとして信号の青=緑と同じようなこと?との予想がありました。さらに、海軍機は元々艦船の舷灯にならってるのでは?との思いもあり、質問してみました。さすがこちらの皆さん、まさに的確なところを回答していただき、深く感謝です。写真でも微妙に色調が変わりますし、現存機でもはなはだしいのになると左右の色を取り違えて復元されてたりしますので、用心しないといけませんしねぇ(汗)。

    3)については蒼空さんに明確なお応えをいただいて、これ以上のことはありません。ありがとうございます。

    あとは2)を含めて翼灯の変遷など御存知の先達がみえましたら、また知識を分けてやってくださいませ。よしなに〜。
    MB

  15. 2)の件、とりあえず写真眺めて、海軍機では航空廠九二艦攻への採用が古そう、というところまでわかりました。


  16.  まったくの余談ですが、鉄道の進行信号はG信号、緑です。しかし、鉄道信号と道路の信号が並んでいると 鉄道信号の方が青く見えるのはなぜ? 最近の発光ダイオードの信号は知りませんが。
    にわとり


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