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最新鋭の戦闘機を使い、パフォーマンスの一環として、オーバー‐ザ‐ショルダー(宙返りの爆弾投下)を行う事は可能ですか? ローシー |
- http://www.wpafb.af.mil/museum/history/postwwii/ots.htm
まあ、こんなように投下することは可能です。(F100の例です)
同じような空中機動ができれば、爆撃は可能でしょう。
(それ用の照準装置があるかといわれると、知りません)
実際に後方投下する必要があるかというと、ちょっと?ですが。
後方投下の必要性は、航過しつつ目標を目視確認することが重要である場合に発生する思うのですが。
その昔に比べて、偵察手段も向上し、機体の速度も上がる中で、必要性は減少していると思います。
クリスティー
- う、書き込みを押してしまった。
もう一つの必要性は、上記の絵にもあるとおり、低空侵攻しつつ、戦術核を投下するための時間稼ぎ、という場合です。
敵のSAMをかいくぐって、目標上空で1回転して爆撃。
爆弾が中にあるうちにまた低空に降りながら遁走する、という戦法です。
これも、巡航ミサイルの登場により、使われなくなっている手法に思えます。
クリスティー
- >巡航ミサイルの登場により、使われなくなっている手法に思えます。
レーザー誘導爆弾・JDAMなどのスマート爆弾ではトスボビング法
は一般的なので、JDAMの調達を大幅に増やした米軍から考えて、
むしろ、より強まっていると考えられますが。
もっとも肩越的に反転トスが必要な場面はどれほどか・・・といえば
ですが・・・
葉月どれみ
- トスボミングは、似ていますが、原則的に目標前方でズーム上昇し、斜め前上方に爆弾を放出後、反転して低空に逃れる機動です。
つまり、「前方投下」攻撃に分類すべきと思います。
オーバーザショルダーは、あくまで「後方投下」。
つまり、敵目標付近の高射機関砲の射程に入る・入らないの差がありますから、攻撃戦術としては大きな相違でしょう。
(オーバーザショルダーと違って、投弾する前に目標の目視は困難なので、戦術核を放り投げるには・・・ちょっとアレな戦法です)
クリスティー
- すごく専門的な情報なので驚きました。
こういう極限状態での芸術的な操縦術が忘れられていってしまう事は、さみしいですが、やろうと思えば出来ない事は無いのは、救いですね。
ローシー