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初めて書き込みします。よろしく、お願いします。 あるサイトでキ61 2型乙、とキ61 3型という記述を見つけました。 2型乙は2型の武装を20mm×4に変更したもの、3型は改良提案で原型機1機のみ作成となっていました。 2型乙については翼砲を20mmにするのは困難なはずなので、かなり怪しいとふんでいますが、3型についてはひょっとしたら実際に作成されたのではないかと思いました。 この二つについて情報をお持ちの方は教えてください。 ハ140 |
- いま原著が手元にないのでうろ覚えなのですが、欧米で日本機研究のバイブルとされているレネ・フランクリンの「Japanese Military Aircraft」にそういう記述があったような記憶があります。この本からは鍾馗に 20mm/37mm 砲搭載型があるとか、飛燕に 30mm 砲搭載型があるとか、小林照彦少佐の名前を TEMBIKO KOBAYASHI と記述しているとか、多くの海外サイト/海外著作に引用されている誤りがあります。
ささき
- あまり語られないキ61のバリエーションとしては一型を改造した翼面蒸気冷却実験機が一機あります。浅学なため三型と仮称されていたのかどうかはわかりません。
以下は秋本実さんの記事によります。
・キ61一型丁に30ミリホ105を搭載した実験機
・キ61二型を20ミリ×4とする計画
・キ44三型甲 20ミリ×4
・キ44三型乙 20ミリ×2+37ミリ×2
片
- >2. 秋本実氏とレネ・フランクリン氏の情報ソースは同じなのでしょうか、それともどちらかがモトネタなのかな。私はこれらの武装強化型は本当に存在したのか疑問に思っています。飛燕の薄い翼に 30mm ホ-155(115 とか 105 とか誤記されることが多いです)を積むのは難そうだし、多分主翼桁構造を変更しないと機関部が収まらないだろうし、まして鍾馗の翼に 37mm ホ-203(屠龍の機関砲) あるいはホ-204(ホ-155 の大兄貴、ブローニング系 37mm)はとても内装できそうになく、あえて積むなら Ju87G みたいなポッド式しか無さそうなんですが。
ささき
- 資料があったと思いますので、探して見ます。
「幻の開発プロジェクト」的な想像図みたいなものでしたが。
たしか、ブリスターをもうけて機関部をカバーするような実装方式であったような・・・
あと、マンガの話ですが、松本零士さんの戦場マンガシリーズに、翼に大口径機関砲を載せた鍾馗が登場しました。(記述はたしか、40ミリ)
その機体も、ブリスターを装着しておりました。
クリスティー
- >4. えぇ、鍾馗II型の特別仕様に 40mm ホ-301 を搭載した機体が存在することは知っておりますし、写真も何枚か知っています。しかしホ-301 はロケット式薬莢を使う特殊な機関砲で、口径の割に機関部が非常に小さいのです。
http://www.warbirds.jp/truth/img/s_ww2jp1.gif
http://www.warbirds.jp/truth/img/s_ww2jp2.gif
しかしながら疾風II型丙の試作機と伝えられる写真では主翼にホ-155を搭載している事が確認できるので、飛燕・鍾馗でも同様のタイプが存在した可能性は捨て切れません。
ささき
- ちょっと訂正。
20×4の話が載ってるのは、キ61II改じゃなくてキ61IIのところです。
主翼ごと違ってるんですよ。
(「○式戦○型」「キ○○ローマ数字」で表記すべきでしたね。私のミス)
片
- ↑了解です。改の付かない II 型って写真残ってないんでしょうかねぇ。鍾馗 III 型ってのも謎だよなぁ、ホントに 37mm 積む計画だったのかなぁ。
ささき
- キ44−IIIの計画って、ひとつじゃないようにも思うんです。
片
- ありがとうございます。
よく読み返したら私の持っている本にもキ61IIの20mm×4の計画と、1型丁改造30mm搭載実験機のことは載っていました。
ハ140