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244戦隊の三式戦で、クローバーのマーキングを付けた機体が某模型メーカーから発売されてますが、244戦隊のHPでは「そんな機体はあるはずがない」とはっきり否定されてます。どっちが正しいのでしょうか。 ぽぴら |
- 「そんな機体があるはずがない」という批判ではなく「クローバーのマーキングを施した機体は実在するけれども、それは終戦後に米軍が描いたものだと考えられる」といった話のはずですね。ならば後は自分で判断すれば良いだけのことです。
BUN
- 日本陸軍が搭乗員に勝手なマーキングを許していたとも思えないし、終戦後スクラップの機体にクローバーを描く手間をかける奇特な米兵がいたとも考えにくいしい、といったところで悩んでいたのですが…
ぽぴら
- 個人的に思っていることなんですが、日本陸軍は機体のマーキングを割と現場の自由にさせていたと考えています。
写真に残された派手なマーキングは陸軍機に多く、撃墜マークも色々な形のものがありますね。
同機の機首に描かれた撃墜マークと同戦隊長機に描かれたマークとが異なっている点が写真でわかると思いますが、これから第三者が描いたものでは?と想像できるんじゃないかと思ってます。
一年生
- うーん、確かに日本陸軍機は海軍機に比べて一般にマーキングが派手ですよね。機体の塗装についての規定はとくに明文化されていなかったのでしょうか。
ぽぴら
- 陸軍機が派手な印象を受けるのは、まず各戦隊マークがシンボル的・独創的でかつ中隊別に色分けされていることが多いということが原因でしょうが、他には長機識別にも派手なものが存在すること、そしてなにより海軍とは圧倒的な差として、特攻隊機に思うがままのマーキングを各隊ごと許したことではないでしょうか。
海軍機では一部例外を除いて、ほとんどパーソナルマーキングは存在していないのが現実です。ひとつの原因は陸軍の場合、特攻隊員の乗機は編成時点で決められる事が多く、前線まで進出する間に自らの名前や信条とする言葉、さらには各隊ごとに独特な特攻部隊マーキングを施したという点ではないでしょうか。
海軍も特攻隊に個別名称は付けましたが、特攻機のマーキングといえば「菊水」か「梓特攻」の銀河くらいで、基本的には所属部隊の番号・記号のままでしたからね。
斎藤ヒ連送