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初期に配備されたF-16と現在配備されているブロック50、航空自衛隊に配備されているF-2とはどこが違うのでしょうか?F-16,は複座機はあるんですか? 小師 |
- F−16各型の違いはこんなトコらしいです。
http://saisoku390.infoseek.livedoor.com/falcon/F-16/f16type.html
航空自衛隊のF−2は、殆ど全部F−16と違います。つまり機体そのものや電子機材等が全く別のものです。敢えて言うならMig-29とSu-27ぐらいに違う飛行機です。
また、F−16はA型の複座型がB型、C型の複座がD型となっています。
SUDO
- F−2はF−16が元となっていますがデザインを逆襲したのみのお考えください。
外観から見えるF−16のモノが使われている部分はスピードブレーキ、
ベントラルフィン、垂直尾翼の先っちょ(←もしかしたらこれは違うかも)です。
超余談ですがF−2でエアインテークを改修したとき米側のエンジニアが
「F−16のかわいいお口に手を入れるなんて許せん!」というような旨の
事を言ったんだそうです。でも、風洞テストの結果で改修したF−2の方が
優れていることがわかり、それからは文句を言わなくなったとか。
ちなみにフライトプランの機種名ではF−2もF−16とかくのだそうです。
taku
- 2>あ、SUDO様が教えて下さったリンク先の内容と重複してる・・・
でも内部のシステムは結構似ているんじゃないでしょうか、
F−16に残念なアクシデントがあるとF−2も飛行停止処置となりますので・・・。
taku
- >3
>でも内部のシステムは結構似ているんじゃないでしょうか
貴賢お見込みのとおりです。
機体部分はボーイング777等の生産分担のようにわが国の技術が高いのでイージーオーダー的な変更が可能、電子機器は他機種でもありがちな米側の意向等で自主開発が必要ですが、しかし他については…ということです。
この機体についても、米国側は技術供与料、わが方は研究開発コスト削減・確実な実用化を重視するというお定まりの事情も絡んで、自ずから枠組みが定まったわけです。
>F−16に残念なアクシデントがあるとF−2も飛行停止処置となりますので・・・。
非常に良いご着眼です。
この種の事例の処理手順は、まず米軍準拠で停止措置、次いで当該部分の共通性確認のうえ事後の対応を決定と進みますが、過去の実績では停止も解除もほぼ米軍準拠です。ですから、F−2には無関係と早期に結論を得られない場合が多いこと、つまり共通性が意外に高いことが推察可能です。
なお、逆は必ずしも真ではありません。とりわけF−2の機体部材絡みのトラブルに関しては、米軍でのF−16運用上何らかの配慮があったという話は伝わってきません。
はつゆき