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彗星艦爆の翼内タンクの構造と各積載量を知りたいのですが? 蒼空 |
- 翼内左主槽 260立 主翼 1〜5番肋骨間
翼内右主槽 260立 〃
翼内左補助槽 130立 主翼 5〜8番肋骨間
翼内右補助槽 130立 〃
各タンクは主翼下面外鈑と一体になった半造附構造(セミ・インテグラルタンク)になっています。
片
- そうなってない機体もある、と言ってみたり・・・。
BUN
- HP「蒼空空の果てに」の管理人です。
宇垣特攻が80番の爆弾を搭載するため、燃料を半分抜き取ったとあるので、
どんな方法で抜いたのか確かめたかったのです。左右補助槽を空にしても半分
にはなりません。疑問が残ります。
蒼空
- ごめん「蒼空の果てに」でした。
蒼空
- >2 後期の防弾槽の場合ですね。
>3 すみません。お尋ねが翼内タンクだけでしたので、胴体内260立を省いてしまっています。
宇垣特攻の状況と照らし合わせていませんので確答には至らならないとは思うのですが、単純に半分にしようと思うなら、内翼槽だけにするという方法もあります。
片
- 「蒼空の果てに」で、ご趣旨を確認いたしました。「『半分』を抜き取る」という「行為」が重要なのですね。
これに関しては、私どもの方では「半分」の正確な意味をはかりかねるところがあります。満載から正確に半分を抜き取ったという意味なのか、もう少しアバウトに「相当量減らした」、ということなのか確かなところを述べることが出来ません。
そもそも最初の時点で満載だったのか、ということも確かめなくてはなりません。
むしろ、体験者ではないこちらの方からお尋ねしたいのは、「補助槽を空にして、さらに主槽からも若干抜く」ということも考えられないのが、ということなのですが、それは考えられないことなのでしょうか。
片
- 機体設計者の山名正夫氏の資料によると、燃料:爆撃正規650立、爆撃過荷1070立、偵察過荷1730立、となって居ります。
想像するに爆撃正規で給油して在った状態から爆撃過荷に変更した、浮いた重量が増えた爆弾重量と相殺されると思います。
そして過荷から正規を引くと420立、胴体タンク260立を引き、残り160立、翼内増槽130立×2の約半分と推測致します。
よって「半分を抜き取る」は翼内増槽から半分抜き取る事の意味では無いかと推測致します。
早房一平
- ミスしました
「爆撃正規で給油して在った状態から爆撃過荷に変更した」は
「爆撃過荷で給油して在った状態から爆撃正規に変更した」です。
早房一平
- いろいろなご意見ありがとうございました。実は先日甲飛の先輩で彗星の操縦員
(芙蓉部隊)に話を聞くことができました。彗星は艦攻と違って緊急燃料放出装置
はないそうです。だから、燃料の抜き取りは簡単な作業ではないそうです。
半分というのは正確な数値でなく、始めから主槽だけに搭載したのではないかと
言うことでした。いずれにしても、「宇垣特攻」には謎が多いですね。
皆さんも一度「蒼空の果てに」を読んでご意見をお寄せください。
蒼空