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どなたかブレーキ(脚、特に大戦機)の資料をご存知内でしょうか。丸メカニック、エアロ・ディテール、世界の傑作機等に少し出ているのしか見たことがありません。そんなもの見たがる方が変でしょうか。 振 |
- 面白い課題だと思いますよ。ただ、検索かけても航空機ブレーキの歴史をまとめたものはなさそうでした。
手元の雷電とMe262に関する資料(丸メカ、世界の傑作機)では、両者とも油圧によるドラム型ブレーキだそうです。大戦機の戦闘機ではドラム型が主流なのかな。
なお、戦後のジェット戦闘機だがMig15はチューブ膨張式ブレーキを用いているとのこと(世界の傑作機)。どんな構造なのかまでは書いてない。アンチスキッド装置のテストも行われたが量産機にはつけられなかった。
最近の旅客機では多層のディスクブレーキが主流となっているが、アンチスキッド・ブレーキ(ABS)って航空機(特に旅客機)では30年位前から当たり前だったんですね。ABSのない大戦機はパイロットが手動でブレーキを調整し空転しないようにする必要があったわけだ。
アリエフ
- 現行の機種であれば、メーカー(BF Goodrich、Goodyear、Bendix、Messier-Bugatti、ABSC等々)のサイトをあたれば基本的な情報は得られると思います。旅客機でも多用されている、現在の主流を占める多層ディスクの外観及びスペックはこちら、この例はA320に用いられているものです。
http://www.wheelsandbrakes.goodrich.com/commercial/products/a319a320.shtml?expand=1
丁度バイクに用いられている多板クラッチに良く似ていますね。 大戦中の機材、脚に関してなら、German Aircraft Landing Gear: A Detailed Study of German World War II Combat Aircraft という丸々一冊大戦中のドイツ機の脚構造について記述した本があります。版元はSchiffer Publishing、ISBN: 0887404707です。
>1. チューブ膨張式ブレーキ ドラムブレーキと同様、ホイール内側の鋼製ブレーキドラムに、ドラム内面からシュー/ライナーを押付け止めるタイプのブレーキで、ドラムブレーキがカムやサーボでブレーキシューをドラムに押しつけられるのに対し、チューブ膨張式はブレーキドラム内側に内筒を有し、この内筒の外面に多数のライナーが配され、各々のライナーが合成ゴム/繊維製のチューブの油圧による膨張でドラムに押しつけられる構造、ドラムブレーキより制動力の立ちあがりが緩やかで、コントロールし易いブレーキです。 ブレーキライナー数は異なりますがJ-3カブからB-29まで用いられた大戦中には非常にポピュラーな形式、米国ではHayes Industries社が主要な製造元でした。
みなと
- 回答、温かい言葉、ありがとうございます。
エアロ・ディテールのF4Fの主脚の所を見て「ディスクブレーキ?」「こんな脚にキャリパー3個?」「3ポッド?まさか6?」などと驚いたのがきっかけでした。4式重爆はライニングがキャタピラのようだと言うし。
ドイツ機の脚構造の本、探します。仲間が存在するかの様でうれしいです。
振