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C−130Hは、IFRなそうですが、レーダーの性能は高いんですか? 管制官のサポート無しに敵機を発見し、対応出来る自律性はありますか? だ−にし+ル−ヒカ |
- 航空法施行規則(米連邦航空局の技術基準に準拠)では、管制官との交信用の無線機とトランスポンダ(航空交通管制用自動応答装置)のほかに、IFRに必要な機器を以下のとおり定めています。軍用機の場合も、IFRを行うには同様の装備が必要(電波標識はTACANだけでもいいが、民間航空路を飛ぶ場合もあるので結局全部)です。
・ジャイロ式姿勢指示器
・ジャイロ式方向指示器
・ジャイロ式旋回計
・すべり計
・精密高度計
・昇降計
・ピトー管凍結防止装置付速度計
・外気温度計
・秒刻み時計
・機上DME(距離情報提供装置)
・NDB、VOR又はTACAN(電波標識類)の受信機
これらの装備を見れば分かるように、IFRに必要なのは機体の現在位置と進行方向(予想進路)を知るための装置であって、機上レーダーやその一定の性能がなければできないものではありません。航法と索敵・追尾は全く別の話なのです。
C-130の持つ索敵能力というと、目視とオプションの赤外線感知装置(ミサイルの発射炎を検出してジャマーを作動させる)ぐらいしか思い当たりません(レーダー警戒装置もあったかな)。AC-130だとこれに加えて対地レーダーや低光量TVカメラ、FLIR等が装備されますが、いずれも「管制官のサポート」を要するものではありません。
Schump
- C−130Hは、その露出の多さから、有事の際にも最前線で空挺部隊の様な使われ方をされているんじゃないのか、というイメージを抱いておりました。
検索して、コックピットの様子を写した写真を1枚見付けましたが、コックピットパネルの上、フロントガラスの中央にはみ出したヘッドアップディスプレイ(?)みたいなパネルを確認することが出来ます。
それがレーダー警戒装置である可能性は、ありますか?
教えてもらえれば、大変助かります。
だ−にし+ル−ヒカ