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エマージェンシーは、どこにつながるんですか? 最寄の管制塔?東京ACC? 超初心者 |
- 民間機(訓練空域までの往復等、状況によっては軍用機も)の飛行においては、以下のように管制の分担が行われています。項ごとに管制官がバトンタッチ(航空機には「次の担当管制官と交信するための周波数」を通知)して航空機に応対するものと考えてください。
(各空港管制塔。管制官不在空港においては近隣空港からの監視・通信)
・地上管制(滑走路までの交通整理)
・飛行場管制(離陸順序・間隔制御)
・進入管制(航空路への誘導)
レーダー使用の場合は「ターミナルレーダー管制」と称する
(ACC※)
・航空路管制(出発地を含むセクター※)
・航空路管制(次のセクター)
・(洋上路線の国際線のみ)洋上管制
(…中略)
・航空路管制(目的地を含むセクター)
(各空港管制塔)
・進入管制(着陸経路への誘導)
・(計器着陸装置のない空港のみ)着陸誘導管制
・飛行場管制(着陸順序・間隔制御)
・地上管制(滑走路までの交通整理)
エマージェンシーは、それぞれの場面においてその航空機を担当している管制官に対して通報されます。
※日本には、札幌、東京、福岡、那覇の4つの航空交通管制部があり、それぞれが4、27(+洋上)、11、7個のセクターを担当している。
Schump
- すまぬ。セクター番号とセクターの数を間違えた。
「札幌4、東京17、福岡8、那覇5」です。
Schump
- ここは、すごいですね。図書館で何冊か読んで勉強しましたが、緊急時の交信や、特に軍用の飛行場に関しての情報は、全く省かれていました。
エマージェンシーはどこでも243MHzなので不思議でした。
厚木や、三沢のStandard Terminal Arrival Routeを知る事は出来ますか?
また横田アプローチの管制は、米兵が行っているのですか?
超初心者
- >エマージェンシーは243MHz
それは、軍用周波数だと思われます。これはいわゆる「オープン」の周波数なので、特にどこにつながる、ということはありません。
ただし、民間空域内での軍用機の緊急事態に対しては、エマージェンシーを受けた軍の機関から連絡を受けた民間の管制(担当については1.参照)が対応することで緊急着陸等の民間機との調整を行うことになります。
Schump
- 243MHz は軍用の UHF で、民間機はその 1/2 の VHF 121.5MHz をエマージェンシーとして使います。
ささき
- オープンの周波数なんて、初耳です。
トップページに新しい質問を書きこみました。
すごい人気で、更新がものすごく早いですね。これからも、そんな中でも問いかけに答えてもらえれば、幸せな限りです。
超初心者