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疾風や5式戦や紫電改などの戦争後期の戦闘機はどれくらいの防弾装備がされていたんですか かかし |
- 操縦席背面の装甲と対13ミリを想定した外装式積層ゴムの防弾タンクが装備されています。
BUN
- 外国の機体とくらべたらやっぱり日本のは防弾処理は弱いのでしょうか?
かかし
- 隼の場合で操縦席背後の装甲は浸炭鋼鈑13mmですから、12.7mm級の機銃弾ではそうそう抜かれることは無いと思います。まあ他国の防弾も程度は随分色々あるので何とも言えませんが。
防弾タンクに関しては、内袋式ではないので多少弱いかも知れませんが、12.7mm級相手なら大した違いは無いでしょう。
それよりは、燃料タンクが、被弾しやすい主翼に配置されている事が総合的に不利な要素と思われます。
SUDO
- そのほか、海軍の戦闘機には一般に70ミリ厚(または10ミリ+55ミリ)防弾ガラスが操縦者前面に装備されるようになっています。
片
- >4(補足)
前面風防の後ろにつけるやつです。不時着時に防弾ガラスに顔面を強打して死亡したパイロットがいたために、取り外してしまうこともあったそうです。
居眠り将軍
- >5 それは実用機としては雷電に限ったケースで、一般的には遮風板を直接防弾ガラスにするように図られています。
片
- あとは後期の防御用装備としては自動消火装置も採り上げるべきでしたね。
無力な装備のようなイメージを抱かれていますが実際に消火能力があり、タンクに被弾した際、一旦炎上しても消火されるので脱出の機会が増えるようです。その為に翼だけではなく胴体タンクへの装備も前線部隊から要望が出ています。
BUN
- すいません あと紫電改と疾風、5式戦それぞれの細かい防弾処理を教えてください
かかし
- >8
五式戦闘機は三式戦闘機と同じなので、一式戦闘機の後期型と同レベル。
つまり、操縦席防弾装甲と燃料タンクにゴム皮膜。
四式戦闘機も基本的には変わらなかった筈で、消火装置の有無はわかりません。
紫電改は燃料タンクの防弾が不明ですが消火装置はついていた筈で、操縦席防弾装甲と防弾ガラスが装着可能。
SUDO
- 以前読んだ本で欧米側からみた陸軍一式戦の防弾装備に関する記述で、確かビルマ戦域で墜落した一式戦の背面の防弾鋼板を調べたところ、厚さが13mmもあるのに驚いたそうで、当事主力であったP51ムスタング戦闘機の背面防弾鋼板が5mm〜7mmぐらいだったから意外に思ったそうです。
黒太子