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改めて質問です。 彗星艦爆の眼鏡式照準器についてですが、写真を見る限り、機種タイプに関係なく装備されているものとされていないものがあるようです。これには何らかの法則性があるのでしょうか? こーいち |
- 質問の意味を確認したいのですが、彗星では照準器に種類によって第一風防の形状が異なるのですが、一二型のように鏡筒式照準器用の風防をつけていながら照準器が欠けている場合のことをおっしゃっているのでしょうか。
片
- 片様
その通りです。また、(初歩的な質問で恐縮ですが)第一風防の形状変化は一二型や三三型などのタイプに準ずるものなのか、あるいはタイプに関係なくいくつかのバリエーションがあったのか、そこのところがよくわからなかったので・・・。
http://www.ijnafpics.com/jbwd4y1.htm
などを見ると一二型にも眼鏡式照準器が付いているものとそうでないものがあるようですが、単に撤去しただけなのか、あるいは例えば別途光学式照準機を装備したものなのか、そんな事で悩んでいた訳です。
こーいち
- 艦爆型彗星と機体を兼用している二式艦偵では、射爆照準器を外している例が良く見られます。そういうことではないでしょうか。
片
- 彗星艦爆/二式艦偵の風防バリエーション
(A)
http://www.ijnafpics.com/JB&W3/D4Y-20.jpg
これは初期の一一型生産機で艦偵型です。風防外へ露出しない光像式照準器を備えていますが、これは偵察機型の場合機首の7.7ミリ機銃の照準のためです。この型では、構造式照準器のために一枚板の遮風板が用いられています。一一型の途中から照準器が鏡筒式になって、下の(B)と同じになります。
(B)
http://www.ijnafpics.com/JB&W2/D4Y-9.jpg
http://www.ijnafpics.com/JB&W/D4Y3-1.jpg
一二型と三三型。この2機は鏡筒式照準器用の風防を取り付けています。2機とも空技廠飛行実験部で使われている実験機なので、関する何かの事情で照準器が取り付けられていないのだと思います。
上の初期一一型との風防の違いがおわかりいただけますでしょうか。
このタイプでは、風防に前方に向けた平面部がなく、二面から構成されて楔形に尖っています。
(C)
http://www.ijnafpics.com/JB&W3/D4Y3-12s.jpg
四三型。照準器は再び光像式になり、風防も戻ります。
(D)
http://www.ijnafpics.com/JB&W/D4Y-5s.jpg
一二戊型。夜間戦闘機型。鏡筒式照準器は用いられませんので、光像式照準器用風防に準じたものが付けられています。上方へ向く斜銃用照準器がつくので、天井にあたる部分が平面になっています。
片
- まだしっかりまとめていませんが、彗星の照準器装備状況は通説とは微妙に違いますね。何何型がどう、とは言い切れないものがあります。
BUN
- 例えば、彗星の四三型は最初の40機強は三式照準器、といった具合にちょっとずつ違うんです。照門を遮風板に描き、照星を機首に取り付けるのは言わば後期型です。
BUN
- ↑零戦の細部の変更状況もそういう感じでしたしね。
三三型と四三型の混成使用状況などを見ると、確かに、四三型になったからといっていきなり照準器が変更されたわけではなさそうな気もしていました。
片