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すみませんどうしても「空戦・フォークランド」という本が手に入らないのでどうか教えて下さい。 フォークランド紛争でアルゼンチンが発射したエグゾゼ・ミサイルが、世界最初の「航空機から発射されて、艦船に命中・撃沈した空対艦ミサイル」だとききましたが、地球の球面性など考えると発射を支援した航空機(対潜哨戒機か早期警戒機?)もいたと思います。また、実は弾頭が爆発したのは1発もなくて、命中し、不発だったエグゾゼのモーターの燃料が処理の不手際で暴発しただけ、との異説も聞きました。最大の疑問はアルゼンチンがこのような高度なシステムを単独で使えた背景です。エグゾゼも安くなかったし、1発1発がそれこそ“賭け”みたいだったとも、また思うのです。空母に命中したらイギリス軍は大変なことになったでしょう。 質問があいまいですが、フォークランドにおけるエグゾゼとそれをとりまくエピソード・背景、など、どうか解説してください。お願いいたします。 まるき |
- >アルゼンチンがこのような高度なシステムを単独で使えた背景
エグゾセの空対艦型はシュペル・エタンダールによる使用を前提として開発されたものだし、フランスがエグゾセだけでなくアルゼンチンのシュペル・エタンダールにこのミサイルを運用できるようなキットも輸出し改装していたのでは。
なお、イギリスは開戦前、フランスがアルゼンチンにエグゾセの艦対隊型を輸出したことは知っていたが、空対艦型まで入れたことは知らなかったそうで。やられて初めてわかったというわけ。
アリエフ
- 「空戦・フォークランド」が手に入らないのなら図書館の書庫を漁るのも手だと思うんですが。
で、そこら辺のエピソードを拾い出すと本が一冊書けてしまうのですが。
多分、簡単に説明してくれる人もいらっしゃると思うのですが、丹念に各種資料(世界の艦船とか、航空各誌とか)から断片を拾い集めて全体像を掴んでいく事をお勧めしますよ、決して損にはならないかと考えますが。
とりあえず、思いだしたことのみ記憶モードで書いておきます。
フォークランド紛争で運用されたエグゾゼは5発+2か3発だったかと記憶しています、エグゾゼを運用可能な航空機はフランスから導入されたシュペル・エタンダール14機のみ、そのうち運用可能な機体は一桁台だったようです。
エグゾゼも空中発射可能なタイプは5発(ぐらいじゃなかったかと思う)、それ以外は保有していた艦艇から外され、フォークランドに持ち込まれ、トラックから運用されたようです。
エグゾゼの発射には海軍のP−2が捜索等の支援に当たったようです、稼働率がよろしくなかった様で最後の辺りでは支援を受けられなかったと記憶しています。
とりあえず覚えているのはこれぐらい、後は資料に当たれば出てくると思いますが、埋もれていると思うので、出てきたらなんか書き込みます、忙しいのでそんな暇が有るかどうか不明ですが(−−;
ooi
- >最大の疑問はアルゼンチンがこのような高度なシステムを単独で使えた背景です
「空戦フォークランド」P10〜P13より抜粋で回答します。
パイロット達がフランスで訓練終了し帰国したのが1981年11月。
この時点でシュペル・エタンダールでの飛行時間は平均45時間程度。
操縦基本訓練しか受けていなかった。
フランスから技術支援チームが来ることになっていたが、結局は来なかった。
アルゼンチン技術者達はエグゾセと付属するコンピューターシステムと単独で格闘。
マニュアルも全部フランス語であり苦労したが2週間でやり遂げた。
第2エスカドリーラのパイロット達はミサイル発射訓練と空中給油訓練を実施。
1982年4月中旬までには部分部分の訓練が終了し、全行程シミュレーション実施。
隊長のヨルゲ・コロンボ中佐は部隊が作戦可能状態に入ったことを宣言。
>実は弾頭が爆発したのは1発もなくて
空戦フォークランドの著者は駆逐艦シェフィールドへの命中について
「種々の事実を総合すると、炸裂したとは考え難い」と書いています。
が、徴用コンテナー船アトランチック・コンベヤーへの命中については
「左舷に突入し、弾頭が炸裂した」と書いております。
KI-100
- 古書の検索エンジン「スーパー源氏」で検索したら2件ヒットしましたよ。まだまだ入手可能のようですが。
にゃん