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3034 「SR71は機体が空気との摩擦熱で膨張するため、燃料タンクの接合部には余裕があり、機体が膨張する速度に達するまでは大量の燃料が漏れた」との記事がよくありますが、これは事実でしょうか?以前、沖縄嘉手納基地から飛び立つSR71を見たことがあります。大地を揺るがす大音響でそれはすさまじいものでした。あの機体から燃料が大量に漏れだしているとは思えません。ものすごい急上昇ではありましたが、あの高度では住宅地に燃料が落ちることになります。滑走路上にも燃料がポタポタ・・・?また機体自体も非常に危険ではありませんか。何か工夫があるのでしょうか?
toku

  1. >参考までに

     ライト・パターソンアメリカ空軍博物館で展示実機を見た人(作家)によりますと、外から見た限りにおいてはそういう隙間は見当たらなかった、ただし、展示の為に詰め物がしてあるとか外装を塗りなおしたのか、素人が見てもわからないようになっているのかは全然分からなかった、との事です。

     実際の運用についてはわかりませんが参考までに。

    参考資料:宇宙へのパスポート/朝日ソノラマ/笹本祐一著
    ※割と近くで見る事ができるそうなので、展示機についてはその通りなんじゃないかと思います。
    ooi

  2. エプロンに駐機中の機体のの下に水溜り(燃料溜り?)が出来ている写真なら見たことがありますので、やっぱり漏れるんだと思います。
    ただ、どの程度燃料が漏れているかは不明で、ポタポタていどならある程度高度を取ってしまえば、地上に落下する前に蒸発するのではないでしょうか?
    Sparrow

  3. SR-71 の燃料は JP-7 と呼ばれる特殊燃料で点火温度が非常に高く、燃料の入った缶に火のついたマッチを落としても引火しない程だそうです。SR はこの燃料を超音速飛行時の外板冷却にも用いています。
    ささき

  4. 燃料の漏洩は意図して行われたというより、インテグラルタンク及び燃料タンク連結部のシール材に解決すべき問題が残されていた、という感がありますね。漏洩する燃料の量はほぼ手作業に近い機体の製作行程、或いはシール材の劣化の程度を反映し機体差が大きかった由.

    >3.エンジン内側の主翼外表面で270℃程度まで加熱してしまう外板表面の燃料による冷却、というより、油圧系統等のヒートシンク的な役割ですよね。具体的に燃料が冷却するシステムは、ECS(空調・与圧コントロールシステム)、油圧作動油、エンジンオイル、補器駆動システム、TEB(テトラエチルボラン、点火温度の高いJP-7の為のケミカル・イグナイター)タンク、アフターバーナーノズル制御系統とする資料がありました。
    みなと

  5. >ゴミレス
    ちなみに、超音速機でない亜音速の民間機では高空でマイナス数十度に冷やされた燃料と機体が地上に降りたとき回りの水蒸気を凝縮して機体から水滴をポタポタたらして水溜りを作ってます。知らない人が見たら燃料漏れに見えるかも知れませんね。
    SR−71も多少は燃料が混じってるかもしれませんが大半は水分なのでは?ただ、その日の一発目の飛行で何かがボタボタ漏れてるのなら別問題ですが。
    jas1

  6. >5. SR-71のReactivationの為の試験及び、整備作業に関する興味深い記事が以下に掲載されていました。

    http://www.blackbirds.net/sr71/sr_reactivation/react-04.html

    5年以上保管された機体を再就航させる為の作業の為、単純に現役時代の状況と比較する訳にはいきませんが、現役時代にもかなりの問題があったことを伺わせるに十分な内容です。
    みなと


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