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ブッシュ(父)元大統領についてなのですが。 「第二次世界大戦中、爆撃機に乗っていて、日本軍機に撃墜された。」 とのことですが、何時、何処で、どの機種に乗っていて、どの機種に撃墜されたのでしょうか? レギオン |
- ジョージ・ブッシュ氏(George Bush)は当時軽空母サン・ヤキント(San Jacinto, CVL-30) の VT-51 飛行隊所属の少尉(LtJg)で、TBM アヴェンジャーのパイロット。
1944 年 9 月 2 日、機銃手ウィリアム・ホワイト(Ltjg. William White)と無線手ジョン・デラニー(Radioman Second Class John Delaney)と共に小笠原諸島父島の無線設備への攻撃任務に出撃。爆撃降下中に対空砲に被弾しものの投弾を完了、海上へ離脱を試みますがエンジン火災が発生。ブッシュ氏は脱出しパラシュート降下に成功していますが、同乗者うち1名は脱出したもののパラシュートが開かず戦死、もう一名は脱出できずに戦死とされています。
遺体は回収されていないらしくホワイト/デラニーどちらが脱出したのかは不明ですが、ホワイトは球形銃座に収まるためパラシュートを装着していなかった筈なので、無線手のデラニーではないかと言われています。
ブッシュ氏は数時間の漂流後、僚機の無線連絡によって駆けつけた潜水艦フィンバック(Finback, SS-230) に救助されました。
原文
http://www.history.navy.mil/faqs/faq10-3.htm
ささき
- 現在の米海軍ではLtJgは中尉だったように記憶しているのですが。
当時は少尉だったのでしょうか。
SAW
- 猟奇的な話をすると、運が悪かったら食べられたかもしれないところでした。
http://www.ttbooks.com/view2.cfm?bookID=65
バツ
- 今年の6月頃ブッシュ氏の伝記を書く作家(硫黄島星条旗兵士一人の息子)とCNNスタッフ、ベーカー大使、4星提督、シークレットサービスを率いて硫黄島にお忍びで来られて、MH−53で父島に行ったとさ。何でも硫黄島付近でTBMが撃墜され父島まで漂流し捕虜になりあわや試食されるとこだったとか?この訪問の模様はその内CNNの特番で放送されると・・・・。
N熊
- Ltjg は中尉ですか。階級呼称は国や時代や軍隊によって異なり、日本語とも必ずしも1対1に対応しないので裏付けは取っていませんでした(^^;)
ささき
- くだらん突っ込みですみません。San Jacintoの読みですが、サン・ハシントではありませんか。調べてみたら、カリフォルニア、インディアナ、ネバダ、テキサスにこの地名がありました。インディアナ以外はみんなメキシコから分捕った領土ですのでスペイン語読みの地名だと思います。
Sampon
- >6
サム・ヒューストンがメキシコ軍を破った川は、「サンジャシント」という詰まらぬローマ字読みが一番現在の英語発音に近いようです(出典はリーダース++なのでちょっと不安)。
蛇足疑問
代理(substitute)とはいえ、中尉を機銃手として使うというのはよくあることなんでしょうか。航法手や爆撃手ならわかりますが…。
カンタニャック
- >6,7。どなたもレスされないようですので、失礼します。
「San Jacinto」のスペイン語の発音は「サンファチント」が近いようですが、中南米では少しなまって「サンヴァチント」と「サンジャチント」の間ぐらいみたいです。しかしながら、アメリカ人は、例のごとく自己流に「サンワチントゥ」とワにアクセントをつけて発音しているようです。(ブッシュ親子は、まず間違いなく「san WA-cin-toe」と言っているはずです)
GST
- ↑訂正「サンファチント」と「サンハチント」の間ぐらいでしょうか。
>7。情報部の士官がカメラを持って乗り込んできたら、銃手が席を譲らなければならないでしょうね。でも、大事なお客さんを乗せているというのに、空襲に参加するどころか、被弾機をあやつって投弾までねばるなんて、ブッシュさんがムチャというか、日本軍がなめられていたというか、やっぱり普通じゃないと思います。
もしも重要な偵察任務があったなら、本来なら爆装をはずして情報部の士官にその機の指揮をまかせるか、ぜめて被弾した後は、さっさとフィルムを持って逃げ帰るべきだったでしょう。(命令もなしに情報部員が勝手に乗り込んできたのなら別でしょうが、そんなことはあり得たのでしょうか?)
GST
- テキサス(ヒューストン周辺)での一般的な発音をカタカナで書くとサン・ハシントゥが一番近い気がします。そろそろ20年経ってますんで最近は違うかもしれませんが。
けい
- >8.9
GSTさんレスありがとうございます。
CVL30「San Jacinto」はテキサス戦争の戦場(となった川)の名であることまでは異論ないと思います。さてこのSan Jacintoの発音を調べると、研究社の リーダーズ+プラスV2では、「サンジャシント」ですし、
英語辞書サイト、
http://www.yourdictionary.com/ahd/s/s0072100.html
でもSan Jacinto(川)の発音は、(私には)「サンジ(ァ)シント(ウ)」のように聞き取れました。
第二次大戦当時のCVL30の名前の発音も、スペイン語的でなく英語的に発音されていた可能性が高いのではないでしょうか。
ただし、これらは現代のサンジャシント川の発音ですから、170年前のテキサス戦争当時の発音や、現地での発音は違う可能性も充分考えられます。最終的にはCVL30の関係者に聞くしかないのかも知れませんが。
>9 銃手が代わるしかないのだろうというところまでは分かるんですがが、それにしてもいい加減な気がします。ホワイト中尉は余程日本軍を甘く見ていたのかなあ。
カンタニャック
- けいさま、カンタニャックさま、早速のレス有り難うございました。
どこかのサイトで聞こうかとも思ったのですが、文字で発音を聞いても役にたちそうもありませんし、ビデオから捜しだそうかとも考えたのですが、私が英語のナレーションを聞いても仕方がありませんので、あきらめます。たぶん、多くのアメリカ人は、スペルをそのままアメリカ式に発音しているものと想像しております。(でも、「サンホセ」などと同じはずなんですけどね〜)
GST
- どうも、Samponさん、GSTさん、けいさんがおっしゃるテキサス現地のスペイン語型発音と、他のアメリカ地域での英語型発音http://www.infoplease.com/ipd/A0636745.html があるようですね。
おそらく、テキサンは昔から「サンハシントゥ」、それ以外のアメリカ人が小学校でテキサス戦争の話を聞くときは「サンジャシント」、テキサス戦争当時のアメリカ議会でも「サンジャシント」、ハーバードの歴史学の教授が「サンタアナ(サンタナか?)将軍の政治体制とテキサス戦争」なんて講義をするときには「サンファチントゥ」と呼ぶのでしょう。
根本的な問題はアメリカ海軍は艦名を決めてもその発音を決めてはいないのではなかろうかという点にあるのかもしれません。
カンタニャック