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F−22の名称がF/A22Aになったってホントですか?? シルバー |
- 今年9月17日の米空軍協会年次総会で米空軍参謀総長自ら改称を発表しました。
兵器倉には1000ポンド級までの爆弾左右各1発しか積めませんが、制空権確保後の作戦で機外搭載をするためのテストも行われていますし、左右合計8発までの機内搭載が可能な250ポンド級小型誘導爆弾の開発計画もあります。
Schump
- えぇ、ほんとうです。
現在のアメリカのF22戦闘機の正式な記号は「F/A−22」になりました。
この理由には・・・
1.F22はJDAM誘導爆弾等の対地攻撃能力を持っているから。
2.議会からの圧力を回避
2に関して、何とも生臭い話ですが、F22の高価さはアメリカの政界でも問題になっていて「こんな高い戦闘機は作らなくてもいいんじゃないのか?」という議論もあるようです。とくに今までの「F22」という記号だと「迎撃機」ということになってしまうため「F/A-22」にして、「対地対空どちらにも使える戦闘機」ということにすることで「物言い」を回避する意図があったようです。
画面の中の飛行機乗り
- >2
補足。
F-22の調達機数増加〜単価低減(〜あわよくば輸出促進)のための方策として、F-15Eの後継機としての開発(F-15Cの対地攻撃任務分も含めて最大465機とも)が行われており、小型爆弾多数搭載(機外搭載含めて16〜20発か)計画もその一環です。こうした実体の裏付けがあってこそのF/A-22への改称です。F-117/F-35の半分の爆弾搭載能力のままでF/Aを名乗っても説得力はないでしょう。
さらに、ロッキードではF/A-22をベースとした長距離ステルス爆撃機の開発計画を提案してシリーズ全体としてのコストが低くできることを主張していますが、こちらは眉唾もの(ちょっと検索してみると笑える図が出てくる)ですね^^;
Schump
- 機外搭載だとステルス性に悪影響がありそうですが、米空軍はどう考えているのでしょうか?
レギオン
- >4
まず、開戦時の第一撃と航空優勢が確保されるまでのしばらくの間は誘導爆弾等のスマート化された機内搭載型の兵器での攻撃でしのぐつもりの様です、威力の低下は命中精度の向上でカバーと言う訳です、あと、スタンドオフ型の兵器を使用してのアウトレンジからの攻撃も当然視野に入れているでしょう。
その後、航空優勢が確保されたら、ステルス性が悪化した所で敵の反撃能力は低下している訳ですからより大量の兵器を搭載しても問題は少ないと考えているようです、考えてみたらF−15Eだって、別にステルス性が良い訳でも無いのに機外搭載して進行する訳ですから、脅威が低下したら別に問題は無いと考えてもおかしくは無いでしょう、ここの辺りはJSF/F−35も似た様な事を考えているようです。
ooi
- じゃあ、ロッキード社が案を出したデルタ翼機にするFB−22の開発はしないわけですか?
シルバー
- >6
そりゃ、今後の議会の判断次第でしょう。
ooi
- 話はズレますが、ステルス話で・・・
ステルス機の機体表面の塗装って日本の技術をアメリカ買い取ってステルスに利用したものでしたよね?たしか電子レンジの。ってことは、この前三菱の技師が電車に置き忘れたというF−3をステルス機にすることも可能ですか?中国もステルス開発中だというし・・
シルバー
- >8
現在のステルス機は、メンテナンスなど、ステルス性の維持に莫大な金額がかかるため表面にRAMの塗装をすることは一般的ではなくなっています。
現在(アメリカで)主流となっているのは、機体の構造そのものでレーダー波を減衰させるようになっており、専らRAS(電波吸収構造)という言葉で説明されています(F/A-22の表面塗装は、対赤外線用)。
そのため、外側からではそのステルス構造を把握することが出来ず、F-22のロールアウト式典では記者があらゆる方向から写真をとることを許可されました。
よって、日本の次の国産戦闘機にRAM塗装を施しても、一世代後れのステルス機にしかなりません(そのころは二世代後れになってるかも……)。
Sparrow
- >8
塗装だけでステルス能力を得るのは難しいと言うのは9の書きこみを読んでおわかりかと思いますが、仮称F−3(今のところ試作どころか概念研究段階の様です>三菱のコメントを読む限りでは)にステルス能力を盛り込む事は難しいとは思えません、たぶんRAM塗装ではなく機体のRCS(レーダー断面積)を減らす方向に向かうでしょう、ただし、本当に開発されればですが。
※まあ、三菱がどこまでステルス性についての研究をしてるかは知らんですが。
むしろ、将来の戦闘用航空機においてはステルス能力をある程度考慮する事は当然で、今のようにことさら注目される様なものでは無くなるのかもしれません。
もうちょっと詳しい事を知りたければ今月の航空ファン(2003年1月号No.601)にはF−117ナイトホークの特集が組んであり、ステルス技術についての記述もありますし各種航空誌や書籍等を読む事をお勧めします、ちなみに、三菱の航空宇宙事業本部長がFXへのコメント(あらゆる可能性について研究している※大意、たぶん他航空誌にも載ってるとは思いますが)している発言も載ってはいます。
ooi
- F-2で既に「電波吸収材」なる電波吸収特性を持つ複合材が、主翼前縁やインテイクなどに適用されています。
ASM-2主翼に使われているRAM翼と同様の複合材かどうかは分かりませぬが。
>電波吸収材塗料
F-2には使われているのかしら?
SSM-1に使われている・・・なんて話もあるようですが?
507
- 中国にYF−23のデータが渡っているそうですが、それを元にステルスの開発をしているのですか?ラビのコピーも開発中みたいですが・・
日本もステルス機開発しないとやばいのでは?
シルバー
- ゴミレスですが。
現状でステルスという機能がどういう状況で発揮されるかと言えば、敵性地帯奥俯角に防空システムをかいくぐって侵入するためですから、専守防衛に徹する限り、日本がステルス機(というか、高度のステルス機能を持つ機体、かな)を調達する必要性は薄いような気がします(ステルス機探知システムとかは、逆に重要かもしれず)
通りすがり
- >12
済みませんが、YF−23のデータが中国側に渡っているとは何処のニュースソースでしょうか?
ステルスの技術自体は何処でも研究/開発しています、ロシアだってそうですし日本だって研究自体は行っています、ヨーロッパでもステルス製についての研究は怠っていません、中国のステルス技術だって独自かもしれませんし、アメリカ以外から得ている可能性もありますよ、昨今アメリカから中国への軍事情報技術の流失が問題になった事は幾度かあったと記憶していますが。
イスラエルのラビのコピーと言われているF−10ですが、外形/機体規模はともかく中身はロシア系のエンジン/アビオニクスです、何処まで元性能に迫れるか不明(性能は劣らずともマッチングはどうか?)ですし、元であるラビのステルス性能に対する配慮はF−2と同時代か多少遅れたものです、世代的にはユーロファイターやらファール、グリペンと同世代かつ、登場時期としては最後発(インドのLCAとタメ張れる位)のものです、で、F−117やF/A−22程当初からステルス性を重視した優れた戦闘機足りうるかと言うと、疑問符がつかないでもありません。
前にも書きましたが、ステルス機は決して万能戦闘用航空機では有りませんし、今後開発される機種については何らかのステルス性能が重視される傾向にあります、OH−1だって、音響ステルスについての配慮の後が見られますし、次期戦闘機FXを国産開発するのであればステルス性への留意は当然されるでしょう、実際三菱は予備研究を行っている旨の発言もありますので。>先の書きこみで触れた三菱のFXに関するコメントの中で記述あり。
貴方が考えている程ヤバイ状況なのかなと言う気がしますが。
それに軍用機に限らず兵器・装備の開発は相手が持っているから、のみで行なわれる物ではありません、現有の装備はどうで、予想される脅威はこう、戦力はこの程度維持したいがその為には装備を更新する必要があり、その為にはどの様な手段を使って調達すべきかの計画から成り立つ物です、その条件に必ずしもステルス機が当てはまらないのであれば選択肢から消される事だってありえます。
繰り返す様ですが、ステルス能力は今後重視されていく技術の一つではありえますが、技術の発展において必ずしも必須の能力だとは言えなくなる可能性もありますし、特筆すべき能力でなくなるかもしれません、ただ、万能の技術の様にお考えでしたら大間違いです、また日本が何らその方面について(次期戦闘機であれステルス技術であれ)の研究開発をしていない様にお考えでしたらそれも間違いです、研究は必ずしも目に見える形で行なわれている物ではありません、高々一般書店で販売されている航空誌レベルでもその事は窺い知れます。
ooi
- YF−23の情報が渡っているというのは噂で聞いたまでですが・・
日本がアジア一の兵器を持つということはとても重要なことだと思います。日本は外交の上でかなりなめられていると思います。しかし、F−15を200機も持っている日本を怒らせるつもりはないそうです。日本は経済的にも軍事力的にもアジアを代表する国だと思っています。航空戦力の花形とも言える戦闘機が、世代遅れになってしまうというのでは、このバランスが崩れてしまいます。最近中国が大きくなっていますが、それを抑えることができるのは日本しかありません。そうかんがえても、日本が世界でも通用する戦闘機を有することはとても大切だと思います。右よりな意見に聞こえるかもしれませんが、日本の役割は大きいと思います。まあアメリカ基地があるというのが大きいとも言えますが
シルバー
- >13
今後は制空用戦闘機(専用に開発される機体は今後ありえるかは不透明な状況ではありますが)ですら多少のステルス性は考慮される傾向にあります、空戦での探知可能距離を出来るだけ短くし、相手の見えない距離からまずは先制攻撃をかけ、空戦を有利に持ち込む考えが主になってきている様です、まあよく考えてみれば昔から有る考えなんですが。
今後これがエスカレートして行くとどうなるのかは、空想に値するお話じゃないかなあと言う気もします(妄想)。
>15
噂を確認したいのはわかりますが、噂程度に止めといた方がいいでしょう、それを信じている様な発言をしちゃうと、それはどうかと思われる事は良くある話です。
で、あなたのお考えはわかりましたが、日本が世界でも通用する戦闘機を開発や調達する意思を持っていないし、開発準備すらしていないと言う訳ではありません、そこの辺りは10や14の書き込みを読めば解るかと思います。
また、確かに近隣諸国に優越する兵器を保有する事は必要な事かもしれません、しかしそれがすべてに優先する事項と言う訳でもありません。
懐具合や、その兵器の値段、必要な数量と調達可能な数量を照らし合わせてその時代にベストな戦力を保有する方がより重要で、それが達成出来るならどんな兵器だっていい訳です、場合によっては戦力の保有の必要性すらなくなる事だってありうるわけで、まあ、可能性の問題だけで実際にそういう事が有るとは思えないが。
ooi