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旧海軍航空隊の戦闘機の空中戦の訓練は戦争末期でも同位戦、すなわち2機の訓練機が同高度で別れドグファイト(格闘戦)で相手の後ろ上方の占位を競う方式が主体だったと読んだことがあります。本当でしょうか。 戦争中期以降は先に敵編隊を見つけ、より上空に占位し優速の一撃で撃墜するというのが常識的かつ主流の戦法だったと思います。戦争を生きのこり戦後に文章を発表した坂井、赤松、岩本などというスーパーエースたちはいずれもこの戦法だったようです。 旧海軍の実用戦闘機課程ではこのことをチャンと教えていたのでしょうか。 旧陸軍航空隊は2式戦以降の正式機種からいってもこのことは一定程度考慮していたように思いますが。 予備役航空兵特務曹長 |
- 「空戦の根本は見張なり」「極力奇襲に努む。この際奇襲を企図するあまり極端に迂回することなき様、この間に敵に悟られることあり。敵にまず優位から一撃を加う」「優位戦の実施に際し高度のみを考え速力を念頭に置かざるは不可」これらのことは多数機撃墜者たちだけのものではなく、当然の常識として一般搭乗員に対して教えられています。むしろ、教科書どおりの行動がとれる、とれない、というところに大きな差が生じたのだと考えるべきかと。
片
- 旧海軍航空隊の実用戦闘機課程では上空からの優位戦に持ち込むための訓練をどのようにやっていたのでしょうか。寡聞にして私はその訓練に関する記事をいまだ読んだことがありません。同位戦の記事はよく読むのですが。
予備役航空兵特務曹長