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第二次世界大戦中の空母への燃料、弾薬、乗員の衣食住の品々などの物資補給はどのように行われていたのでしょうか?現在の「C−2グレイハウンド」のような艦上輸送機があったのでしょうか? ボルター |
- 今でも主流は変わってないんですが、補給艦を横付けして物資を送ります。
http://www.navsource.org/archives/auxidx.htm
ここの「AE」の項目あたりを見てください。
こんな感じの艦艇・船舶で空母に物資を洋上補給しました。
言うまでもなく、この手の艦艇が充実していたのは大戦末期の米軍ぐらいなものです。日本軍でも空母機動部隊随伴専用補給艦を建造しましたが大戦後半に完成したので活躍の機会は得られませんでした。
また、米軍でも大戦時の主流は徴用船舶や商船ベースの補給艦だったので高速な機動部隊に随伴する事は叶わず、機動部隊とは別に、補給船団とも言うべき集団を構成し、搭載燃料弾薬を消耗した機動部隊(任務群)は適時前線から少し下がって、補給船団と合流するというようなローテーションを組んでいました。
米軍は戦後に、サクラメント級補給艦を建造してます。この補給艦は、建造中止になったアイオワ級戦艦の機関を搭載した代物で、空母部隊に随伴できる速度を持った強烈な大型補給艦で、米空母の継戦能力を裏から支える重要艦艇です。
SUDO