2972 |
ドイツのDB601、DB603、DB605、日本の(DB601をライセンス生産した)ハ40、ハ140、熱田等を解説する記事には 必ずといってよいほど(?)「フルカン継手を使用して云々」といった文句が出てきます ところで なぜフルカン継手という呼び方をするのでしょうか 私には ただの可変速流体継手にしか見えないのですが.... セミララ |
- 他の人もそれ以外には見えないと思います。
BUN
- ドイツのフルカン社が同種の継手製造における草分けなのが影響していると思います。
いまでも「Vulkan Kupplung」てのはドイツではその手の製品の代名詞の一つですし。
大塚好古
- 御回答 ありがとうございます
>1 BUN さん
ものの本には よく フルカン継手とは所謂トルコンのことで云々 なんて書いてあるので その正体を正しく知る者は少ないのかなぁ なんて思っていました
>2 大塚好古 さん
キャタピラとかゼロックスのようなものなのでしょうか
それにしては 普通 流体継手としか表記されていないと思うのですが....
ところで 自動車のATの本に 1912年 フルカン社でバウアーが 舶用ディーゼルの捻り振動をスクリュープロペラに伝えない為に開発した というように出ていました
そこから来ているのかな
セミララ
- >3
戦前だと米軍の技術報告書でも「Vulkan Coupling」と書いてますので、戦前では一般的な呼称だったのが、
その後ドイツ以外では廃れたのではないかと思います。
…白状します。その技術報告書を読んで「ヴァルカンカップリングてなんぢゃい」と暫くの間悩んだのは
私です(笑)。(私の場合アルファベットの横文字は基本的に英語読みする癖がありまして…(^^;)。
大塚好古
- 東大航研あたりで書かれた戦中の航空工学の教科書などでも、「フルカン流体接手」「フルカン接手」「フルカン」がその概念を説明する用語としてごく普通に使われています。というか、当時としてはそれしか呼びようが無かったような感もあります。
片
- >ヴァルカンカップリングてなんぢゃい
大丈夫です。私もそうです(笑)。
ってか、かなりの人がそう思ったことがあるんじゃないかと愚考します。
>正体を正しく知る者は少ないのかなぁ
自動車の世界にフルタイム4WDが登場したときにちょっと有名になりましたから、仕掛けについては少なくとも車好きの人の多くは理解してると思います。
胃袋3分の1
- 「可変速流体継手」だと説明している当時の技術資料もあるにはありますよ。
BUN
- 皆様 御回答ありがとうございました
ところで フルカン継手を使用したエンジンには どのようなものがあったのでしょうか
私の知るところでは 日本のハ42とハ43の他(ダイムラーベンツのライセンスは除く) アメリカのV-1710、R-2800、R-4360等があるのですが その他に何か適用例はあるのでしょうか
また 上記の例ではフルカンを採用したメーカーが 三菱、Alison、P&Wとなっていますが 中島やWright等はフルカン継手が嫌いなのでしょうか
セミララ
- 栄も誉も、気の効いた日本製エンジンはみんなフルカン接手を検討しています。
BUN
- ごみです。
自分はフルカン継手という言葉を初めて見た時、
フルカン氏がせっせと作っているものと思ってしまいました。(ヨシムラ集合管のようなイメージ)
evo
- >9 BUN さん
>栄も誉も、気の効いた日本製エンジンはみんなフルカン接手を検討しています。
知らなかった
でも 検討ってことは 実際に誉の何型にフルカン継手過給機が装備された ということではないのですよねぇ?
セミララ
- 大和の設計段階でもほとんど決まりかけた案として
外舷軸に4機のディーゼルを束ねてフルカン継手で1軸を駆動させるのがありましたね。
作動油の冷却とか大変だと思いますが。
Navy