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最近、第二次大戦中の戦闘機に興味がわきまして、いろいろ調べたいのですが 翼面荷重が一覧で乗ってる書物ってありませんか? 入手可能なもので。 代表的なものばかりだとおもいますが・・・ BF109/FW190A/スピットファイヤ/テンペスト/P38/P47/P51 翼面積、全備重量の一覧でも可です。計算しますので・・・ 草刈り鎌 |
- >翼面積、全備重量の一覧でも可です。計算しますので・・・
ちょっと調べてみましたが、実効翼面荷重(水平尾翼の揚力を考慮した主翼にかかる翼面荷重)となると尾翼のアスペクト比などの変数を計算しなくてはならず、翼面積、全備重量だけでは足りないようです。計算が難しい。
(参考)自作紙飛行機の実効翼面荷重等の計算方法に関するもの
http://www.aa.isas.ne.jp/v-tails/pp/pp003.txt
ここまで厳密に計算しないとしても、翼の中間に位置する胴体下面の面積も足さなくてはならないようで。ところで、一般に出回っている本にある翼面荷重って実効翼面荷重荷重なのだろうか?私も航空工学は全くよくわからんもので・・
アリエフ
- >1
紙飛行機、特にご紹介の文(実は知り合いの作だったり…)にあるような滞空競技用の機体(※)の場合、水平尾翼にかなりの揚力発生(設計と飛行状態によっては2割以上当たり前)をさせますが、実機(近年のCCV設計の戦闘機等を除く)の場合、水平尾翼の発生する揚力はゼロかわずかにマイナスになりますので、普通は考慮に入れません(どうせ主翼後流の影響でまともな揚力発生は期待できない)。
よって、一般的には「全備重量÷主翼面積」をもって翼面荷重の評価をしています。ただし、揚力の発生にあたっては、エンジン出力、翼型、翼厚比、アスペクト比、高揚力装置・ストレーキ・ボーテックスジェネレータ等の作動、さらには高仰角時の胴体部からの揚力発生等の要素もからんでくるため、翼面積は必ずしも「実際の飛行に利用できる最大の揚力」を直接には意味せず、翼面荷重だけで機体の運動性能や離着陸性能を判断するのはやや短絡的だといえるでしょう。
(※)さらに、この文にあるような垂直上昇タイプの場合、射出直後の高速時には全機揚力係数をゼロにする(でないと単にループする)必要があり、飛行状態ごとの主翼吹き下ろしや翼のねじれを考慮した解析をすることになります。
Schump
- Emanuel Guestion 氏の Military Aircraft Database
http://www.csd.uwo.ca/~pettypi/elevon/gustin_military/db/
KEY氏のミリタリーなページ
http://www.d-b.ne.jp/t-key
この辺で有名どころのデータは一通り揃うと思います。ただ、データソースが不明なので信憑性はいまひとつ。
たとえば重量は「自重」と「最大」しかありませんし、自重に標準擬装品(装甲板、機銃、無線機)も含むのか、最大とはいわゆる過重状態なのか通常運用における最大重量なのか、それとも全備重量なのかもはっきりしません。たぶん機体ごとにデータソースが異なり、基準はバラバラだと思います。
そもそも軍用機の場合、何をもって全備とするかも国によって基準が違いますし。あまり厳密に突き詰めようとせず、小数点から下には目をつぶって傾向を見る程度にしておいた方がよいと思います。
ささき
- もひとつ、こと米陸軍戦闘機に関してはここが詳しいです。矢鱈にサブタイプの多い P-36, P-38, P-39, P-40 各型ごとの違いも記されています。
J.Baughters U.S Military Aircraft
http://www.csd.uwo.ca/~pettypi/elevon/baugher_us/
ただし単位系はフィート・ポンドですので換算してください。
1ft = 30.48cm
1in = 2.54cm
1ft^2 = 929.03cm^2
1lbs = 453.6g
1gal = 3.785l
ささき