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2955 B-52ストラトフォートレスやB-1Bランサー、Tu-160ブラックジャックなどの大型爆撃機の防御力についてですが、ペイロードに余裕のあるこれらの機体の場合、どの程度のダメージまで許容して、飛行を続けることが可能なのでしょうか?
それとも、基本的には戦闘機の空対空ミサイル一発受ければ、墜落の運命をたどるのでしょうか?
大型機好き

  1. 単刀直入に言って爆撃機にもミサイルを回避する能力はあります。
    すでに初飛行から相当の年月がたっているB−52でも各種電子機器を搭載しており、電子妨害を行うことが出来ます。チャフやフレアも相当の量を搭載しています。また、爆撃を出撃させるということはほぼ確実に護衛の戦闘機が随伴します。
    現在では爆撃機が動くのは夜間ということが多く、仮に敵が爆撃機の存在をキャッチして、スクランブル機が上がってきても電子妨害が行われ発見するのは難しいでしょう。また、ミサイルはどれほど有利な状況下でも100%命中するとも限りません。B−1B、Tu-160の場合ならなおさらだといえます。とくにこの二機種の爆撃機は「電子の鎧」と呼ぶにふさわしいほどにECM関連の機器が充実しています。また、空対空ミサイルの命中した箇所にも違ってくるといえます。
    どんな機体でも操縦室をやられれば墜ちますし、当然、当たり所が悪ければ墜落は免れません。特にエルロンやラダーなどの操縦機器やエンジンを破壊され、出火、消し止められずに火災、墜落というのもあり得るでしょう。
    しかしB−29で培われたアメリカの爆撃機の技術を集めて作られたB−52はエンジンが極端に離れているということもあり、エンジン引火の墜落は低いそうです。また、B−1やブラックジャックは戦闘機並の最高速度を生かして逃げることは可能ですし(ブラックジャックは最高速度が速すぎて戦闘機の護衛が不可能なほどです)。
    ボルター

  2.  ダメージをどこまで許容して飛行できるかどうかはともかく、これらの機体は、ダメージを受けることを前提にした運用よりも、むしろダメージを受けないようにする運用に重きを置いております。
     B-52については冷戦末期頃にECM、フレア投射装置などレーダー、ミサイル妨害
    装備を追加しており、それにペイロードの一部をさいております。また、想定していたソ連攻撃においては、その侵入方法も高高度飛行侵入から低高度地形追随侵入(レーダー探知の回避のため。)にシフトしております。
     B-1については、B-1Aの段階では高高度高速飛行による侵入を検討していましたが、低空地形追随侵入を考慮し、かつ機体のステルス性を向上させたB-1Bに開発を
    することになりました。
     
     ただし、湾岸戦争、アフガン空爆においてはこれらの機体の運用は高高度からの
    侵入で行われていますが、他の味方機によるレーダーをはじめとする敵防空体制の破壊、味方戦闘機機による護衛、早期警戒機等による敵探知など様々な支援受けており、また、事前の防空体制破壊後も存在し続ける低中高度向けの敵対空兵器から回避をしているなど、やはり、ダメージを受けない様にする運用がなされているといえます。
    アッサム

  3. 先を越されてしまいましたか(汗)。
    アッサム


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