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大型機等の左右の複座で、主操縦士と副操縦士等の座席位置の質問です。 TVなどの操縦室のシーンでは左の席に主操縦士が座っていることが多いですが、 これは決まりなのでしょうか?また、何時から決まりになったのでしょうか? 国よって分れる自動車の右・左ハンドルの位置が、飛行機の主操縦士の座席位置に も影響を与え、第二次大戦後は航空機大国アメリカの自動車が左ハンドルだから、 飛行機の主操縦士の席も左側が多くなったと妄想しております。 ベリアル |
- 大半のプロペラ双発機は臨界発動機を左側に装備していたため、機長は左側に座るようになりました(ジェット機の場合はその名残で特に意味をありません)。
中村
- すいません、「臨界発動機」って何ですか?
超初心者
- 1>う〜打ち間違えた、(ジェット機の場合はその名残で、特に意味はありません)です。
中村
- 2>両方とも右回転のプロペラ双発機の場合、右側の発動機が止まる時よりも左側が止まった時のほうが、右に偏向する力が大きくかかり操縦がより困難になります。
このように止まると操縦が難しくなる発動機のことを、臨界発動機といいます。
中村
- 日本海軍の一式陸攻は右側が主操席のはずです。陸軍機、当時の民間機については定かではありません。
予備役航空兵特務曹長
- ボーイング、エアバスの旅客機は左が主操縦席ですが、ヘリコプターの世界ではベルは左が主操縦席なのに対し、ユーロコプターは右が主操縦席です。
豊中大隊
- >5 予備役航空兵特務曹長 さん
陸軍機は左が主操席、海軍機は右が主操席が一般的なようです
しかし海軍の零式輸送機は DC-3と同じ 左が主操席です
セミララ
- セミララさん ご教示有り難うございます。海軍の零式輸送機はDC2のコピーではなかったでしょうか。ライセンス契約があったかどうかは知りませんが原型機と同じ左側が主操席になったのでしょう。
予備役航空兵特務曹長
- 回答ありがとうございます。
操縦の問題から左席が主流になったのは勉強になりました。
ベリアル
- 陸軍の「飛竜」は、左右どちらでも良い様になっています。ですからあまり操縦には影響はないと思います。
ちはや
- ちはやさん。飛竜は左右どちらでも良かったのですか。大変参考になりました。
予備役航空兵特務曹長
- >1 一応補足しときます、これは一番大切な臨界発動機が、まともに動いているか監視できる位置に機長が座るという意味です。
>8 予備役航空兵特務曹長様、零式輸送機はDC−3のライセンスです。製造権は購入は、海軍から委託された三井物産が行いました。
>10 ちはや様、飛龍の操縦席は密集飛行時に操縦しやすいように配慮されたものです(二機が並列で飛んでいる場合、双方の機長とも列機が見やすい位置に座れる)。
中村
- 〉12 中村さん、訂正有難う御座います。ところで、単機で飛ぶときは、左側に機長が座ったのでしょうか?
ちはや