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戦時中のドイツではあらゆる工業製品が規格化されていたといいます。そのためME109とFW190の部品が容易に交換できたとある本に書いてありました。 そこで当時の日本では部品の規格化というのは、どのような状況だったのでしょうか? 卒業論文に使うので出来ればこのことが書かれている書籍名も教えていただくと幸いです。 どなたか知っていらっしゃる方はおられませんか? お願いします。 代々木 |
- わたしは完全に門外漢ですが、NACSIS Webcatというのがありまして、ここ
で、全国の大学図書館に収蔵されている書籍のうち、電子的に検索が可能に
なっているものを横断的に検索することができます。卒業論文を書く段階に
なっていればご存知だとは思いますが。
ここで、「規格」を検索語に入れて検索をかければ、とりあえず、戦前に
策定されていたと考えられる規格書などのタイトルがわかります。
# JES規格っていうのがあったんですね。
これを見れば、とりあえずどの程度規格化が図られていたかはわかるので
はないでしょうか。これでは、実際の運用面はわかりませんけどね。
そして、これを検索語にして検索エンジンを使うと、陸軍材料規格、陸軍
造兵規格、陸軍航空機材料規格、日本航空規格などといった規格名がヒッ
トします。海軍については、海軍艦政本部規格というのがあったようです。
これをもとにして…
以下同様にすれば、ある程度の書籍は見当がつくのではないでしょうか。
それから、この種の質問はここではなく、7.社会、組織、人事か、8.情報、
資料、探索の方が適切だったのではないでしょうか。
道すがら
- 異機種間で部品の互換性がある場合、必ずしも法令によって規格化されているからとは限りません。海軍の一式陸上攻撃機の後期生産型と陸軍の四式重爆「飛龍」には一部の部品が共通化されていますが、これは共用を前提とした両者の改設計が行われた為です。
また、主脚、尾脚に使われるオレオを生産していた萱場製作所では航空機用のオレオを三種に絞り、陸海軍全てに供給していましたが、これも法令による規格が存在した為では無く、製造側からの合理化への努力の結果です。
組立て部品の共用は工業規格によるよりも、設計段階での部品共用化構想の有無にかかっているようです。
BUN