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よく爆撃機の旋回機銃はまるで当たらないと聞きますが何故なんでしょう。 素人目には、操縦も行いながら機銃の操作もしなくてはならない戦闘機よりも 射撃だけに集中できる旋回機銃のほうが有利な気がするのですが…。 パプー |
- 操縦も行いながら撃つから、当てやすいのです。
戦闘機の銃砲はほぼ機体の進行方向(WW2期には一定の距離で照準線上を弾丸が通るように内上方向きに若干傾けるようになりますが、ほんのちょとです)にタマが飛ぶように取り付けてありますので、敵機と自機(の発射した弾丸)との進行方向が交わるような位置関係に機体を持っていって撃てば当たることになります。つまり、照準=操縦なのです。
一方、旋回銃座の場合、自機と敵機との位置関係は射手の自由にならず、当然相対運動も不規則なものになります。これに動力つきだとしても、重く動きの鈍い銃座を回して追随するのがいかに困難かは想像に難くありません。
Schump
- なお、旋回銃と固定銃の命中率の差は1対7とまで言われます。
勝井
- 勝井山、「旋回銃」ってひと括りに「命中率何対何」と表現できるようなものなのかね?
BUN
- 旋回機銃の命中率は同航時、対抗時等狙う向きで大きくく変わってくるので確かに一概には言い難いですね。
それはおいといて
確かに重く動きの鈍い銃座を回して追随するのも困難な理由ですが
大きな理由にはもう一つ、運動による弾道の偏向があります、
簡単に説明すると、右へ旋回しながら固定銃を撃つと射手には弾道が左へそれるように見える現象です。
これは固定銃の場合だと自分の動きを自身で制御しているので
弾道の偏向量を推測することが出来、また偏向量を自動計算するシステムもありますが
旋回機銃の場合、偏向量+自分が銃を振り回すことによって起こる偏向量も計算に入れなくてはいけない上に
飛行機の運動によって起こる偏向量は自分で制御、予測することは出来ません
以上の理由によって旋回機銃は当たらないわけです。
3号電探
- ↑×2 (ゴミ)ジュットランド海戦時の英独の戦力比が諸説紛紛出ながらも
結局8:5で通っているのと似たようなものではないでしょうか?
イメージをつかんでもらうのには有効だと思うのですが。
実際固定機銃と比較してどうだったかについては、爆撃機の銃座も
使うことの出来るフライトシムがありますので、そういったものを
試してみるとわかりやすいかと思います。
”&”
- 思いつきで無責任な数字を挙げるのは、関心しないんですよ。
BUN
- 思いつきで無責任な数字を挙げるのは、感心しないんですよ。
BUN
- たしか「1対7」というのは坂井三郎氏の著作にも載ってましたね。
しっかりした統計数字ではないとしても「こんな感じ」くらいの印象を当時の海軍搭乗員は持ってたということなんでしょうか。
まあ、人力銃座と動力銃座とか、後部銃座と前部銃座とか条件によって違ってくるのが本当なんでしょうが。
SAW
- BUN殿
>思いつきで無責任な数字を挙げるのは、感心しないんですよ。
私もどの書籍だったか忘れましたが、当時のご関係者の方が
そのぐらいの比率を書かれていた記憶がありますし、
数名(?)の方々かが不要とおっしゃっている過去ログにも
同じような事を書かれている方がおられます。
「思いつき」では無く、単に貴方が知らないだけです。
khon khon
- ↑旋回銃が命中弾を得難い理由はshumpさんが書かれている通りです。
それを定量化できるものでしょうか?
shumpさんの解説がある以上、重ねてある数値を上げるという事が意味を持つのは、せめて5W1Hのはっきりした情報として「この時、この状況ではこう判断されていた」とするべきものだと思います。
どこかで見たから・・だったらわざわざ書かなくてもいいんです。
知識ではなくて常識の問題だと思います。
BUN
- >1対7
昔、欧米の誰だったかが実験して、これっくらいの差があるから固定銃の方が有効だってはじき出したと何かで読んだ記憶があります。誰であったかな〜?
tomo
- ↑そうです、その調子プラスαが親切ってものだと思います。
BUN
- ↑「過去ログにも同じような事を書かれている方がおられます。」
と、書かせていただいておりますが・・・ この文章の意味は、ご理解できませんか?
で、「shumpさんの解説」の後に貴殿がおっしゃっておられる「思いつきで無責任な数字」という御発言に対して、「5W1Hのはっきりした情報」として、
どこが「思いつきで無責任なのか」はっきりさせるべきなのではありませんか?
それが出来ないのであれば、貴殿のおっしゃっておられるように、
「わざわざ書かなくてもいいんです。」と、私も思います。
khon khon
- >13
>3で、BUN氏が勝井氏に疑義を提示されておられるのは、爆撃機の旋回機銃と戦闘機の固定機銃の命中率は、それぞれ戦闘機と爆撃機側が抱える諸々の条件によって(命中率の比率は)変化するのではと仰りたかったのではないでしょうか?
当時の関係者の方にしても日米英独ソ、所属する国家が違えば使用する機体も武装も変わりますから、それぞれで命中率に差は出てくるでしょう。また各国が皆、命中率の比較を取っていた訳でもないと思いますので、関係者の証言もあくまで目安程度の物であったと思いますけれど・・・。
それをおおざっぱに「固定銃と旋回銃で命中率云々は・・・」とするのは、あまりここでの回答として誉められたやり方ではないと思いますが・・・。
ヴェトミン
- なんか、私のレスが随分物議をかもすネタになってしまったようで…
どうも失礼しました。
勝井
- フライトゲームで後ろから爆撃機に接近するとけっこう被弾します。しかし予想位置に向かって急降下し、一連射して離脱すると当たる事はまれです。一式陸攻で尾部銃座を重要視して20mmを配置したのも尾部銃座は当たるからではないでしょうか?
vought