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何かの仮想兵器の本で読んだのですが、キ84(通称:疾風)の搭載している発動機ハ45(海軍名:誉)で「ハ45はリッターあたり55馬力しか出ていない。リッターあたり100馬力は、現代の自動車エンジンの常識だから、まだまだチューンの余地はありそうだ。」と書いていたのですが、本当にあの当時に可能なのでしょうか?また、現代ならば可能なのでしょうか? kerberoscat |
- 下の2900番も参考にして下さい
セミララ
- リッター当たりの馬力は回転数を明記しないと比較が出来ません。
誉エンヂンは3000回転でリッター55馬力を発生します。
現代の自動車用エンジンですと5500から6500回転で100馬力ですね。
3000回転では50馬力未満です。
早房一平
- >2
いや、回転数は指標になりません。平均ピストンスピードを比較するべきです。
kazz
- 何度も言うけど、馬力は回転数とトルクの積、つまり単位時間あたりの仕事量で、トルクは概ね吸気量に比例するので、それらを全部ごちゃにして何かを述べるのはどうかと思います。
例えば現代のオートバイは自然吸気でリッター当たり(自主規制を無視したら)150〜200馬力ぐらい出しちゃいます。つまり自動車のエンジンは信頼性をそれなりに維持したままリッター200馬力を搾り出せると、そう言ってるのと同じですな。
エンジンの馬力は、回転数xトルクで表現しますので、回転数を増す事と、吸気量≒燃焼させるガソリン量を増す事で馬力を拡大させる事が可能です。
一般に排気量を拡大する事で吸気量を増やすのですが、シリンダーサイズの拡大は、ボアは火炎伝播の関係上150〜160mmが限界で、ストローク量はピストン速度の上限(ピストンは燃焼速度より速くは動かせない)から制限が来ます>ストロークを増すと回転数が稼げなくなり馬力向上に繋がらなくなる危険性がある。
よって、大きなエンジンはサイズあたりの馬力がどうしても小さめになるのです。これは現代でも、例えばオートバイのエンジンは車のエンジンよりも排気量当たりの出力が全然大きいことからも理解可能かと思います。
SUDO
- 何でもいいけれど、当時、世界の主要高性能航空エンジンがリッター当り何馬力出ていたかを調べるのが筋というものではないでしょうか。
BUN
- エアレーサー用にチューンされたグリフォン(排気量36.99リットル)が四千馬力超を記録しているようです。
もちろんカリカリチューンなのでメンテナンスが大変です。
大戦中は(36.7リットル)で1,900〜2,500馬力。
大戦中マーリン(27リットル)は1,000〜1,700馬力級ですよね。
ということは現代の技術なら日本機のエンジンでも定格を超えた馬力を出すことは充分可能でしょう。
誉を現代技術でチューンってのは難しいことではないでしょう。
点火タイミングを電子制御したり、シリンダー内鏡面加工したり、そもそもボルトオンターボ付けたり……
でも局地戦闘機くらいでしか使えそうにはないですが。
寿命短そうですし。
ifの話であれば完全な誉にIHIの技術で専用にターボチャージャーをつけるというだけで、行けるでしょうね〜夢の話し。
というか、今の技術で誉を再設計して部品の精度と強度を上げて、レアメタルもちゃんと使えば、いいエンジンになるのでしょうね。
もちろん当時は一般的にはチューンする余裕などありません。あったとしてもごく一部でしょう。
どの架空戦記に書いてあったのか知りませんが、誉を稼働させることだけでもすごいことだったのですから、ずいぶん乱暴な書き方ではないでしょうか。
あかりパパ
- 市販エンジンの2リッター280馬力エンジンというのは理想空燃費からはずれた馬鹿大量のガソリンをつぎ込んで
燃料冷却を行っている場合の数値で数十分と持続できない数値ではないでしょうか?
Navy