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震電について気になったことがあります。 1)射撃後の薬莢は機外投棄する予定だったのでしょうか? その場合のプロペラへの予想される影響は? それともプロペラへの衝突を避ける工夫がされていたのでしょうか? 2)胴体着陸を試みる場合、下部垂直尾翼が最初に接地して頭から地面に 突っ込むと思われますがそれに対する対策はなにかなされたのでしょうか? 1の疑問に付いてはプロペラ回転圏前方に機関銃を装備する他の航空機についても 情報があればお願いします。 けい |
- 1)についてですが、試製震電計画説明書の射撃兵装のところに
「胴体後端にプロペラがある故装弾子及薬莢はすべて胴体内に収納し機外には放出せず」(原文はカタカナ混じり文)
とあります。
2)については寡聞にして知識がありませんので、どなたかフォローをお願いします。
T216
- 胴着は、三点着陸のように舵で機首を浮かして行い、尾翼の接地後余速の中で空力を利用してふわっと機首を下ろすとか、そんなところではないでしょうか。
片
- 1)プロペラ回転圏の後方に機関砲がある機種ME-109Gなどでも排莢を
すると重心が変わってしまうため(?)、薬莢を機体内にためこんで帰ってきます。
2)Do335では火薬でふきとばしてしまいます。
wittmann
- Bf109Gの途中から、薬きょうは排出するようになりましたよ。
G
- 皆さん回答をお寄せいただきありがとうございました。
発射後の薬莢・装弾子は溜め込みですか。弾頭部分が無いとは言え弾倉内と
違いきちんと並ばない以上スペースを必要としそうですね。Gが掛かると
動き回るでしょうし。
>>Do335では火薬でふきとばしてしまいます。
パイロットが自力で空中脱出する際にプロペラを火薬で吹き飛ばすというのは
どこかで読んだ覚えがあるのですが胴着時の垂直尾翼までもとは知りません
でした。この場合、方向安定性が低下すると思われますが問題とはされ
なかったのでしょうか?胴着するほど切羽詰った状況では余計問題となりそうな
気がしますが。
けい
- >5 震電の30ミリ機銃は4丁なので4つの弾倉と4つの撃ちガラ受けがありました。8個分の空間はかなりのものです。 また、プロペラは計画要求書にも「極めて簡単、かつ確実に離脱できるように考慮せよ」とあり、減速機を取り付けているボルトを火薬で爆破してプロペラごと放出するようになっていました。残念ながら胴体着陸時のことはどこにもかかれていないので解りません。でも尾翼は吹き飛ばさないようです。震電の先端部は30ミリ機関銃が入っていたり、長い主脚(約2メートル)があるためかなり丈夫に補強されているので胴体着陸時も安全に着陸できるのではないかと思われます。
流れ者