2856 |
エンジンには クランクシャフトの回転数を下げてプロペラシャフトに動力を伝動する減速装置のついたものがあります ところで この減速比を変えられるようになっているものがあります(三菱 ハ42-41 とか P&W R-4360-12A とか)が この減速比を変えるということは どのようなメリットがあるのでしょうか セミララ |
- 大航続距離を狙う機体などでは、離昇時と巡航時の所要馬力に大きく差を持たせて設定することになるので、プロペラピッチ変更だけでは対処しきれなくなり、プロペラ効率上不利な状態で飛行しなければならない部分が増加します。この対策として、可変減速装置が考えられていました。
片
- 御回答 ありがとうございました
う〜〜ん 分かったような 分からないような...
減速比の無段階変速が実現したら もっと効率が良くなるのかな
セミララ
- 二速過給器の高度性能グラフでも、ガクンガクンと山谷ができてしまいますものね。フルカン接手というのがそのためのものですが、プロペラ軸に流体変速は果たしてどうかということもあるでしょうね。
片
- P&Wの R-2800とかR-4360とかには 無段階変速の過給機とかもありますが これって皆 流体継ぎ手なのでしょうか
ところで 航空エンジン減速機の無段階変速には トロイダルCVTを使おうかなぁ とか思ってみたりして
セミララ
- トロイダルCVTも基本は摩擦力による動力伝達です。
その関係で、現行の構成では300馬力程度で限界に達するはずです。
接触面の材料強度の問題だったはずなので、限界を上げるのは難しいのではないでしょうか。
DIG
- >トロイダルCVTも基本は摩擦力による動力伝達です。
>その関係で、現行の構成では300馬力程度で限界に達するはずです。
トロイダルCVTは 最大伝達出力が320馬力だったか400馬力だったか そんなんでしたが(これでも2つの変速機を並列にしての構成) これでも大馬力に使えるという方法があります
トロイダルCVTを間接的に使うという方法です
具体的には トロイダルCVTで遊星歯車の外周(内歯)歯車を無段階変速します(外周(内歯)歯車の自転速度(回転数)を無段階に変える)
その結果 遊星歯車の太陽(中央)歯車と遊星歯車の遊星(惑星)歯車との間には 無段階変速比が成り立ちます
という方法が 自動車のATの本に載っておりました
セミララ