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初めて投稿します。 P39エアコブラ戦闘機の武装は37o砲(装弾数30発)を搭載してますが、他に20o機関砲に変えているのも(P-400輸出型)あるということですが、装弾数がたった60発!!でこれは搭載方法がおそらくドラム型弾装だと想像するのですが(なにせ丸メカシリーズの様なものでP39のものは見たこと無いですし)いかがでしょうか?それとうまくすれば200発くらい装備可能でしょうか? 黒太子 |
- イギリスでイスパノ 20mm 用ベルト給弾ユニットの設計が完了したのが 1941 年とされています。P-400 の生産は 1940 年末〜1941 年中頃ですので、時期的にベルト給弾が間に合ったとは思えません。ドボアチーヌ 520 やスピットファイヤ IB と同じ 60 発ドラムでしょうね。
>それとうまくすれば200発くらい装備可能でしょうか?
P-39 の軸内砲は厳密に言えば「モーターカノン」ではないのですが、参考のため比較すると Bf109G や Re.2005 (MG151/20)が 150 発、Yak-3 および Yak-9 (ShVAK)が 120 発となっています。出典によっては Yak-9 のモーターカノン装弾数を 400 発としているものもありますが、現代ジェット戦闘機のバルカン砲なみの弾数であり信じ難い数値です。
ささき
- ささき様、回答ありがとうございます。P39は実戦での評価はヨーロッパ東部戦線を除きあまり芳しく無い様ですが機体そのものは好きなのです。しかしせっかくエンジンを後部に設置して前にスペースがあるのにもかかわらず質問にあるとおりのため、釈然としなかったのです。
黒太子
- >2. P-39 ではありませんが、発展型の P-63 キングコブラ(A-9 型以降)ではベルト給弾式の 37mm M10 機関砲を搭載し、装弾数を 58 発に増加していました。37mm 砲弾の重量は不明ですが仮に 800g とすると弾薬重量 46Kg となり、これはイスパノ 20mm 弾一発 200g とすると 200 発以上に相当します。ただし P-63E では 20mm ベルト給弾搭載も試されていますが、装弾数は 175 発だったと伝えられるので容積的に 200 発は無理だったのではないか、と思います。
http://www.warbirds.nu/data/us/htm/p-63.htm
http://home.att.net/~jbaugher1/p63_3.html
http://home.att.net/~jbaugher1/p63_7.html
ささき
- 175発ですか?・・・雷電・紫電改・F4U等20o翼内装備機より少ないですね。でもプロペラ軸装備だから命中率が高い分良しとすべきなのでしょうか。
黒太子
- 機首は左右方向に狭いし、下にはプロペラシャフトやら前輪格納庫が詰まっていますから、見かけほど容積が無いのでしょうね。
ささき
- そういえばそうですね。最近私は戦闘機の武装はその威力の他に、どれだけ弾を搭載できるかに関心があり最近の航空雑誌の記事もそこに注意してみてるのですが・・・。この様な質問に丁寧なお答えをいただき、ありがとうございます。
黒太子
- この写真を見る限り・・・機首は狭いですね。
http://www.jiop.fi/ksimuseo/currproj.htm
早房一平
- ・・・確かに、狭い!!
黒太子
- 機首は左右に狭く前後に長く、ある程度の高さのあるスペースですが、こういう所に機関砲弾を押し込めるのは難しいですね。弾帯を何度も折り返すとジャムりやすいし、かと言って90度曲げると(B-25 の機首銃がこうなってますが)曲がってるところでジャムりやすいし。ただし主翼装備でも P-47 みたいにあまり離れたところに弾倉を置くと、ベルトが長くなりすぎてGをかけながら撃つと切れたりジャムッたりするようです。
ささき
- そういえば以外と米軍の戦闘機は射撃不能になったケース(P51B ムスタングとか)が多いですね。装弾数が多ければ多いで悩みが出てくるんですね・・・。
黒太子