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軍用機に、今でもプロペラを使用しているのは、どんなメリットがあるからでしょうか? 素人 |
- プロペラ機は低速時の燃費に優れ、加速性に優れるため離陸距離が短く、スロットルレスポンスが高いため着陸操作も容易という利点があります。
ささき
- どの機種についての事でしょうか?
軍用機といっても、その用途や機種は多彩です。ジェットが使えない/使いにくい用途というのもあるはずで。
少なくとも、訓練生をいきなりジェット練習機からスタートさせるのは無謀でしょう。・・・・・・申し訳ございませんが、どなたかフォローを。
杉村徹
- >少なくとも、訓練生をいきなりジェット練習機からスタートさせるのは無謀でしょう
確か、米空軍は 1960 年代に全教程ジェット化を目指して初等練習機ビーチ T-34 メンターの後継機にジェットの T-37 を採用、事故を続出し慌てて民間のセスナ 172 を T-41 として採用して 14 時間の「イントロダクション・フライト」を義務づけたという経緯があったと思います。
ささき
- 民間機でも、滑走〜低空低速での加速(回転数を落としたプロペラはエアブレーキとしての効果を持つので減速も)に優れるプロペラ機は、長い滑走路を使えないコミューター航空用機材や農業機、アクロ機等の分野でまだまだ活躍していますね。むろん操縦訓練もプロペラ機から始める場合がほとんどです。
スルージェット訓練体系を採用した空軍としては、イギリス(ジェットプロヴォスト・ただし一時期レシプロ機を併用)、フランス(マジステール)、カナダ(チューター)、インド(キラン)があります。しかし、各国とも老朽化後の適当な後継機がなく、プロペラ機のほうが燃料等の運用経費が安いこともあって、80年代以降はプロペラ初等練習機に移行しています(英仏はターボプロップのツカノ、加は同じくPC9(移行中)、印はレシプロのHPT-32)。
Schump
- ベトナム戦争中にスカイレーダー爆撃機を使ってましたね。ジェット機だと「早すぎる」のだそうです。今この手の問題はどう解決してるんでしょう? 爆弾が進化したからもう問題ないんでしょうかね。
わりばし