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2808 いつもお世話になっております。
後上方機銃は単座戦闘機以外の軍用機にはごくメジャーな装備ですが、あれを見る限り、どう考えても対航空機戦における乱戦で機銃員が焦った場合など、自身の尾翼を傷つけそうで気が気でありません。各々に射界制限装置なる装備を取り付けた機が多いようですが、それだけで完璧に「自殺点」が防げるものでしょうか?

また、実際にそのような誤射で墜落した機はどれくらいあるのでしょうか?その扱いは「被弾」ではなくてやはり「事故」でしょうか? WWI時代ならそういったケースは多そうですね。
航空ファン

  1.  私が知っている例は、天山で正規の機銃員ではない乗員を乗せて連絡飛行中F6Fと遭遇し、なんとか振り切って着陸したあと垂直尾翼桁に「前方から」撃ち抜かれた弾痕があったという話です。人力の自由遊動銃架では射界制限装置が付いておらず、正規の教習を受けていない乗員が興奮して乱射した為に起きた事故だったようです。
     松本零士氏の漫画でTBFが自身の垂直尾翼を撃ち抜いて墜落する話がありますが、TBF後部銃座は動力式で射界制限装置が付いているはずです。そもそも、民間人の同乗者(しかも女性)を「水平ウンコ座り」の狭苦しい後部銃座に乗せるとは考えられないのですけど、まぁそれはお話ということで。

    >各々に射界制限装置なる装備を取り付けた機が多いようですが、それだけで完璧に「自殺点」が防げるものでしょうか?
     何をもって「完璧」とするのかわかりませんが、偶発的な事故は防げるはずです。ただ機械は故障するかもしれず、たとえば機銃が過熱してコックオフを起こせば射界制限に関係なく撃ちっ放しとなり自機を撃ち抜くこともあり得ます。

    >また、実際にそのような誤射で墜落した機はどれくらいあるのでしょうか?
     統計は知りませんが、欧州戦線で密集編隊を組む B-17 や B-24 はしばしば隣機からの射弾を受けたそうです。機銃弾どころか、投下した爆弾が下の機体を直撃した例も複数あったようです。

    >その扱いは「被弾」ではなくてやはり「事故」でしょうか?
     自機や隣機を誤射するほどの乱戦ならば、搭乗員が生還しない限り墜落した機体の墜落原因が何であったかわからないのでは?
     また、たとえ友軍の誤射であろうが乗員のミスであろうが、戦闘任務で出撃し未帰還になった機体乗員の扱いは「戦死」だと思います。
    ささき

  2. ゴミレスですが映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの中で
    (確か3だったか?)インディの親父が方向舵をぶち抜くシーンが
    有ったはずですね。

    畝傍


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