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天山艦攻の後方下部機銃は誰が操作するのでしょうか?電信員かと思うのですが、そしたら後部上方機銃は誰が撃つのでしょうか?もしかしてどちらか一方しか同時に撃てないってことなのでしょうか? Yakisaba |
- 下方銃座は電信員の持ち場です。
天山開発当時の「航空機機種及び性能標準」で、艦攻は後下方射界を重んじるよう規定され、可能ならば下方銃装備を考慮するよう求められています。雷撃後通過する敵艦艦上の掃射を想定しているのです。
片
- ご想像の通り、上部・下部旋回機銃とも電信員が操作しますので、どちらか片方しか撃てません。
天山の下部旋回機銃は機体斜め下の死角に敵機が潜り込んだ時に使用するものですが、これを撃つためには電信員が胴体内に潜り込まなければならず、空中戦で咄嗟に射撃することが難しいため、あまり使われなかったと聞いています。
また、敵戦闘機に襲われた艦攻は海面スレスレに降りて回避する方法をとっていたことも下部旋回機銃の使用頻度を下げていたと思います。
T216
- 有難うございます。
どっちか片方なんですね。
Yakisaba
- 便乗質問ですがアベンジャーは三人乗りの筈ながら操縦席と後ろの席(爆撃手席?)の他に後方旋回と下部の二箇所に機銃座があります。これも天山と同じように一人の機銃手が両方の銃座を受け持っているのしょうか?
ロックマン
- アヴェンジャーの銃座は、後上方旋回銃座がここを定位置にする偵察員(任務により航法士)、下方銃座が中間席を定位置とする無線士兼爆撃手(この人の脱出口は銃座右側の乗降ドア)の担当です。
爆撃手が戦闘中に席を遠く離れていいのか、と思ったら、もともと雷撃と緩降下爆撃を想定して開発されたので、「一番前が見えている人」つまりパイロットが照準するのが原則なんだそうで。
Schump
- TBF Avengerの中間席の搭乗員ですが 後期型(TBM-3とか?)になると 電子機材で中間席が使用できなかった となっています
また 機体解剖図とかを見ると 水平爆撃照準器は 腹部銃座と爆弾倉の間にあるようです
セミララ