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現在、河口湖の自動車博物館に展示中の零戦ですが、撮ってきた写真を見ると左翼端を折り畳んだところに「さわるな」と小さなひらがなで書いてあります。これは当時、実際にそう書かれていたのでしょうか。それとも展示機に触るなということでしょうか。 gsz |
- 「フムナ」とか「ココノセル」等が無く、博物館の他の展示に同様な「さわるな」表示が有りますので私は「展示機に触るな」の意味だと理解しました。
早房一平
- 機体に書かれている文字は文字通りです。
機械的な強度が触って変形することがある時はサワルナ。
人が例えば乗って作業時でも踏むと変形する箇所はフムナ。と記入されています。
例えば補助翼(エルロン)にタブ片が付いているものが、触られて折角、
曲げ調整されているのに、触れられて曲げ角度を変えられてしまうと、
その回からのフライトはトリム(操縦中の蛇圧を抜く)があわないなぁ〜。
飛行中は気になります。
着陸後、整備士に相談して曲げてもらって、その後飛行しながら、理想の角度まで
もってゆきます。
零戦では主翼のエルロンから内側はフラップの構造です。
下側の外板に骨組みを組み込み、下がるようになっていて、
その上面は骨組みは他に比べ細く上部外板だけなので、
赤線て囲いノルナ(乗るな)としています。
外翼の折り畳み機構は良く機構を理解した人が手動でロックしたり、
外して、折り畳み外翼を上げています。
こんなに薄くていいの?的なつくりなので、部外者はフレルナなのです。
へり・パイロット
- 自分も河口湖自動車博物館の零戦を見てきました。
展示機の「さわるな」は、展示機に触れないで下さいの意です。
当時、実際に書かれていたわけではありません。
ツカドン
- 質問者です。皆様回答をありがとうございます。「さわるな」とは小さな新発見かとも期待したのですが、やはり「展示物にさわるな」の意味だったのですね。確かに、そのように書いてなければ、ぼくは機体をなで回していたかもしれないので効果的な一文ではありました。
gsz