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ロケットマン、ロサンゼルス・オリンピックの開会式で有名なヤツについて質問です。軍用ではないので、ここで質問すべきではないのかもしれませんが。 燃料は一体何で、どのような原理で作動するんでしょうか? また、基本的なスペック(重量、推力、速度etc)もあわせてご教授願えると、有難いです。 アカサス |
- 燃料は過酸化水素で、これの分解時に発生する水蒸気を噴射して飛行します。
燃料満載時の重量は52kg、飛行高度は約20〜30m、飛行時間は約20秒、最大速度は95km/h前後だそうです。
人見 忍
- 正しくは「ロケットベルト」といい、1950年代初めからベル社が研究していたものに陸軍が目をつけ、歩兵の移動手段として研究されたものです。
1961年に初の有人自由飛行に成功しましたが、航続時間18秒では実用にならず、開発は中止、製造権も転々と譲渡され、現在はヒューストンのアメリカン・ロケットベルト社にあるそうです。
推進方式は単純なもので、90%濃度の過酸化水素水を窒素ガスの圧力で反応容器内の触媒(純銀)に吹き付けて水と酸素に分解、反応熱でこれらを気化膨張させて噴射するというものです。
最新型RB-2000の性能は以下のとおり。
自重40.8kg、燃料搭載時重量63.5kg、最大推力145kg、航続時間24〜30秒。
Schump
- 1984 年オリンピックで使われたモデルは Schump さんご紹介の RB-2000、パイロットは Bill Suitor でした。RB-2000 はベル社の開発したものではなく、ロケットベルトに「取り憑かれた」男、個人発明家の Nelson Tyler によって製作されたものだそうです。操縦は両手のグリップを用い左手が進行方向(ノズル噴射)、右手がスロットルを操作しますが、自由に大空を舞うには足腰を振った反動による姿勢制御(アンバッキング)も重要だとか。RB-2000 の最短保証航続時間は 21 秒でこれを過ぎると墜落の危険があるため、燃焼開始 10 秒後に断続した警告音(ヘルメットにブザーが仕込んである)が鳴り始め、15 秒を過ぎると鳴りっぱなしとなります。また、右手のスロットル上部には残燃料時間を示すタイマーが付けてあります。RB-2000 の飛行は Bill Suitor の言葉によれば「水に浮かぶボールの上に立っているようなもの」だそうです。また着地直前にスロットルを開き逆噴射して降下速度を殺す必要がありますが、開きすぎるとジャンプして再び空中に跳ね上がってしまうことになり、残り少ない燃料を管理しながら奇麗な着地を決めるには相当な修練が必要だそうです。
ささき
- 人見 忍様、Schump様、ささき様、ご解答ありがとうございます。
過酸化水素水を水と酸素に分解、ですか。小学校の理科の実験並みですね。飛行時間30秒足らずで操縦は難しい上に、推力145Kgに燃料満載時で重量63.5kgでは、体重次第では浮きませんね。
LOTO6を当てて購入し、『某星・戦争』の『某宇宙賞金稼ぎ』のコスプレに使おうとするのは止めておきます(笑)。
アカサス
- そういえば、似たような背負い式ロケットが映画「007 ゴールドフィンガー」で使ってますよね。(ゴミ)
YF−23A
- ↑突っ込み失礼、「007 サンダーボール作戦」では無いかと思います。
これをリメイクした「ネバーセイ ネバーアゲイン」では、登場型の
タイプを使っていますね。
無限
- ↑「登場」じゃなくて「搭乗」でした。すみませんです。
無限
- 教授と呼ばれる人物を中心にした窃盗団の映画(銀行に地下から入り込んで金塊を盗み出すことに成功したものの最後にトラックのサイドブレーキがはずれて路上にばらまいてしまい失敗)の続編で銀行に再度挑戦中諜報機関に捕まって無理矢理雇われてキューバのカストロ首相を模した人物をさらって情報をコンピュータ等使って引き出す映画でも使われていましたが性能の設定は遙かに良かったですね(ゴミ)
素人の空耳モード